六甲山国際写真祭2015アフターリポート『 ゴールではなくスタート』/前田 充晴

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六甲山国際写真祭2015アフターリポート『 ゴールではなくスタート』/前田 充晴

六甲山国際写真祭も無事に終了しました、写真祭の様子や感想などをご紹介していきたいと思っております。

ポートフォリオレビューの感想を前田 充晴さんにリポートしていただきました。

 

 

六甲山国際写真祭2015ポートフォリオレビューに参加させていただきました前田充晴と申します。

昨年度に引き続き二度目の参加となりました。 連続でレビューを受けるということは、初回にレビューを受けた作品を発展させるか、 まったく別のアプローチを試みるかの二択になるわけですが、私の場合は前者でした。

もちろん前回レビューを受けた時はその時なりに自作品は形になったと思っていましたが、 その時写真祭で受けたレビュー内容は、そのプロジェクトが完成したもの(ゴール)ではなく、 むしろスタートラインやチェックポイントに立ったという事を強く認識させられるものでした。 それは未熟であるというよりは、そこから更に色々な発展をするという可能性に 気付かされたということであり、その提示はレビュアーの方々によって多種多様、 その提示の先にある自作品の姿を想像するのはとても刺激的で楽しいものでした。

そしてそれらを吸収し、融合させ、ある部分は先鋭化し、ある部分は削ぎ落とし、 軸であるテーマに絡ませるいくつかの要素を組み合わせて今回の写真祭ポートフォリオレビューに持ってくる作品を作成しました。

このポートフォリオレビューは審査制のため、昨年と同じテイストの作品であったなら おそらく審査を通過することはなかったでしょう。基本的なモチーフが昨年と同じ雪という事で、 審査に通過するかどうか正直かなり不安でしたが、共通点は雪というだけの似て非なるものに発展させたと考え応募し、結果審査を通過しました。

連続参加の場合は勝手がわかってリラックスするだろうと思われがちですが、 基本的には緊張度は去年と何ら変わるものではありませんでした。それは、ポートフォリオレビューという器こそ同じですが 新しいレビュアーに新作を見せる以上初回も二回目も何ら変わるものではないからで、 初回同様新しい発見や意外なフィードバックがあったりと、非常に有意義なものでした。 それらはすべてどれも素晴らしい経験なのですが、敢えて更にその中で連続参加という点に絞って 具体的なメリットを見出すとしたら、そのほんの一部として以下の点が挙げられると思います。

 

・通訳を通して海外のレビュアーとやり取りをする場合のテンポを感覚としてつかめる。

・初回で海外のレビュアーに対してのアピールの仕方を実体験で学べるので、二度目のアピールが比較的スムーズに運びやすい。

・初回では面喰いやすいストレートな意見や具体的な提示、提案などに対して即応的に自作品を見直す心構えができる。

・写真家、スタッフ、レビュアー問わず知己ができる(これは大きいです)。

・作品的、アピール的に冒険をする勇気を持てる。

 

毎回同じ作業で同じパターンだと連続参加の場合だれてきてしまうこともありますが、 こういったポートフォリオレビューの場合は作品も相手も基本的に違うので、 常にある意味初回に近い緊張感を持って臨むことになり、 複数回の参加というのはそれに少し有利な意味でエッセンスを加える事になると感じました。

ポートフォリオレビューというのはあくまでもスタート、一つのチェックポイントですから、 そこから具体的に話が進めば最高ですが、それ以外にも 自作品を高めるマンツーマンのワークショップという意味合いも大きいので、 ぜひ複数回参加して、それを楽しみ、成果に繋げていただきたいと思います。

 

レビューの様子/記録 サイキ カツミ

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投稿者/オカモト ヨシ

 

 

 

 

2015-09-01T11:30:34+00:00

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