六甲山国際写真祭 2017 アフターリポート『WS より強い作品を作るために必要なこと』/ 矢内絵奈

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六甲山国際写真祭 2017 アフターリポート『WS より強い作品を作るために必要なこと』/ 矢内絵奈

六甲山国際写真祭2017ポートフォリオレビューにレビューイとして参加した矢内 絵奈です。

今回最終日にKIITOで開催されたワークショップ「より強い作品を作るために必要なこと」に参加致しました。

講師は写真NPO団体CENTER代表のLaura Pressley氏と、NYを拠点に活動しているフォトエディターでScreen ProjectsのExecutive Producerなど多岐に渡り活動しているAmber Terranova氏です。

“より強い作品”を作っていくために、また今の自分自身を再確認するためにも是非参加したいと思いました。

4時間のワークショップの前半は、LauraさんとAmberさんのそれぞれのレクチャー、後半は参加者が作品をそれぞれ提示し、短い時間ながらも2人からアドバイスがもらえる貴重な機会となりました。

Lauraさんは主に”編集”についてのレクチャー。
いかなる作品も”編集”がいかに大事か?という点を中心に、作品に必要なポイントをわかりやすく明確にレクチャー頂きました。
表現したいことに焦点をしぼり、必要なイメージを繋げること。そのためには思い入れのある作品も捨てる必要があること。
深く突き詰めれば、突き詰めるほど自分自身がどうしてこの作品を撮るのか?というところと対峙することになり、その根底にある部分を論理的に分析し、ステイトメントに明確に提示することの重要さを教えて頂きました。

Lauraさんの話の中では、作品を出すタイミングやステイトメントで使用する際の言葉選びの重要さを話された点も印象的でした。
的確に辛抱強く発表のタイミングを見計らうことで、作品がより生きることがあること。そしてありふれた言葉を使わず明確にステイトメントを提示することが、より作品に強さを与えること。
これらを一つ一つ丁寧に実践していくと、編集の仕方もそうですし、作品への取り組みも常に自分自身を確認していくことになり、客観的な作業が重要なのだと感じました。
自分に置き換えると反省点が沢山あり、早速自身のプロジェクトに反映させアップデートしていくべきだと思いました。

Amberさんのレクチャーでは、ここ近年でおすすめするフォトフェスやブログなどを中心に、特徴や傾向、アプローチ方法など教えてくださいました。

今はSNSもあり、よりコンタクトしやすい環境です。レクチャーでは多くの人に見てもらうためにも、自分とは関係なさそうな場所へも積極的にアプローチすることがチャンスを引き寄せることになるのだ、と痛感しました。
常にその年の傾向や、世界中の作家がどういう作品を作っているのか?また自分の作品と似たテーマを持っている作家をよく調べ研究すること。同じテーマだからと簡単に諦めず、自分なりの撮り方を模索すること。沢山の作品を見ることによって、より自身の目を養い作品を高めることの重要性をお話頂きました。

後半は持ち時間7分のショートレビューでしたが、ポートフォリオレビューとも違う”編集”に焦点を絞ったレクチャーだったので、お二人が作品を並べ替えかえる様子を見るだけでもとても貴重で、非常に勉強になりました。参加された方々もより深い質問やアドバイスのやりとりが行われてたように思います。

お二人は色んなフォトフェス、写真展やワークショップがある中で出会った人を大切に、様々な人に見てもらい自分だけで考え込まないことが重要だとおっしゃっていました。そういう意味でも今回の私が参加した六甲山国際写真祭での出会いは本当に素晴らしく、レビュワーや招待された写真家、そしてレビューイの皆さん、杉山さんやスタッフの皆さんと濃厚な時間を過ごすことができる特別な場所だと改めて感じました。

私の場合は自分の至らない点に悔しい思いも沢山ありましたが、それでもやはり24時間写真のことだけを考え、仲間と切磋琢磨できる時間はかけがえのないものでした。

Lauraさん、Amberさん、貴重な時間をありがとうございました。ワークショップへ参加された皆様も本当にお疲れ様でした!

矢内 絵奈 Web : http://www.enayanai.com/

 

2017-09-10T18:49:28+00:00

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