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六甲山国際写真祭2016フォローアップミーティング

By | 11月 25th, 2016|2016, NEWS, Organization, Portfolio Review, Support|

六甲山国際写真祭2016のポートフォリオレビューに参加した写真家向けのフォローアップミーティングを、11月23日に東京で開催しました。祝日にもかかわらず、11名の参加者があり、3時間程度、みっちりフォローアップをさせていただきました。ミーティングの要点は、六甲山国際写真祭のレビューでどのくらい成果があったのかということをそれぞれの写真家たちに聞くこと、自分で感じ取った成果や反省点、レビューを受けた中で気がついた点を聞いた上で、作品の良い点、弱点を明らかにすることで、今後の活動に生かしていただくことです。いつもいうように、六甲山国際写真祭はただの評価プログラムで、ゴールではあり得ません。ここを通過した人たちは、何らかの表現が認められているわけで、そのたっている場所、その先にどんな風景が見えるのかを立ち止まって確かめてみるのに格好の場所です。そういう意味で、今回の一連の準備会、ポートフォリオレビュー、アフターフォローは、自分の表現が他者から見てどう見えるのか、その先にどういうプロジェクトがあり得るのかを見定めるのに役に立つはずなのです。国内にはそういう場所がなかなか見当たらないのが現状だと思いますが、六甲山をてこになんとか写真活動を高めていっていただけると嬉しい、というのが主催者の単純な思惑でもあります。実は、Review Santa Feで美術館やギャラリーの人たち、写真祭などのオーガナイザーと話していて、準備会、アフターフォローは誰もが必要性を感じていてやってみたいと考えているのですが、簡単にはできないことだと聞きます。日本でそんなことが行われていることに驚かれもしました。欧米の写真家たちはもともとアート教育を受けている人が多いということも背景にあると思います。また、運営サイドもさまざまなプロジェクトを抱えて、忙殺されているという現実もあるようです。準備会やアフターフォローを開催した大きな理由は、六甲山国際写真祭の過去3年間の開催を通じて、写真家の準備不足、写真家に明確な目標がないこと、将来の活動を含めて認識が一様に甘く、知識がなく、迷子のようにさまよっているのが現状だと思えるからです。地に足をつけた活動というか、じっくり取り組むプロジェクトを作っていく上で必要な情報をどうやって集めるのか、そういう課題に対して、六甲が役割を果たそうと考えているわけです。 フォローアップミーティングのあとは、少し早いですが忘年会となりました。 12月には関西と北海道でもフォローアップミーティングを開催します。  

準備会終了いよいよ本番へ

By | 7月 24th, 2016|2016, Experience, Mt.ROKKO, Organization, Portfolio Review, Support, Workshop|

先週末に始まった六甲山国際写真祭ポートフォリオレビュー参加写真家たちのための準備会は、今日で全日程を終えました。総勢28名、参加者総数の実に7割にせまる参加者数でした。参加された写真家の皆さん、ご苦労様でした。   準備会の意味は、六甲山国際写真祭の公式ブログにも掲載していますのでここでは書きませんが、やはり開催しておいてよかったと思います。日本のポートフォリオレビューの開催意義まで掘り下げるといろいろ問題点が浮き彫りになるわけですが、その最たる問題は写真家の不勉強と準備不足に尽きます。それはアート教育システムのなさ、歴史的写真の知らなさ、発表現場の緊張感のなさ、ワークショップの乱立、国内指導者層の意識の低さ、ばらつきの大きさ、マネタイズ主義のイベントの多さ、自分が参加する写真システムへの参加意識の低さなどに加えて、絵作りのレベルの低さ、テーマの弱さ、取材や掘り下げのなさ、流行りに弄ばれる意志の弱さなどもうどうしようもなく問題点だらけです。うわついた写真、薄っぺらで不十分なアートの装置、他者への心配りのなさ、取材のないドキュメンタリーとまで書くと、もうどうしようか、レビューなんてやめてしまおうかとさえ考えてしまうのですが、六甲山としては、欧米アジアの人やシステムとの違いは織り込み済み、蹴落としていくのがいいのか、拾い上げて教育するのがいいのかで考えた場合、はっきり後者だと言い切れるシステムを作り上げようとの意思表示をしたわけです。六甲には開かれた写真コミュニティーがあって、誰もが参加でき、努力次第ではチャンスがある、という主催者の写真祭開催意図は、参加者が汲み取ってこそ生きるわけで、参加者の皆さんは一層の努力をして準備に邁進してほしいと思います。   実際、参加者の皆さんの作品は事前審査を通過したものであっても皆が決して優れているというわけではありませんが、準備不足な人たちも編集次第、写真の構造の持ち方、ちょっとした軸を変えることで良くも悪くもなるわけで、その良い方向に整える努力を怠らなければ、決して悪い無意味と弾き飛ばす必要はなく、むしろ良い点にストーリーをフォーカスできるということも学んだと思います。もちろん、通過者の半数は何かしら可能性を秘めているし、真の表現者も少なからず参加しています。 一方で、写真で何を目指したいのか、という根本的な問いかけはずっと問い続ける必要があるな、というのが今回の準備会の印象です。皆さん、目標が漠然としているか、そこまでの欲求がないか、高望みをしているか、自分のレベルにフィットした目標がないこともわかりました。六甲山国際写真祭のレビュワーにはギャラリストは少数です。ほとんどが写真祭、キュレーションメディア、キュレーター、編集者、出版社です。そしてそれには読みと計算もあるわけです。現代の写真ポートフォリオレビューでは、ギャラリーの取り扱いに至るケースはほとんどないと思います。欧米でもグループ展などに取り上げられるケースはありますが、契約に至るような取り扱いを受けることはごく稀です。一方で、活況なのが写真祭、写真ブログやキュレーションメディア、出版社などです。これらは比較的プロジェクトになる可能性がありますし、それらは決して閉じてはいないので、人のつながりを生みます。オーディエンスも増えるので、結果的にどこかにストンと落ち着く可能性があります。また、いつも書くように、写真がいいという理由だけでプロジェクトになるのではなく、人と人のつながりからプロジェクトになるということを忘れないでいてほしいと思います。誠実にプロジェクトを作ってさえいれば、小さな始めたばかりでの作品でも良いプロジェクトに発展させることは可能なのです。 さあ、本番まであと少し。準備会に参加された方もされなかった方も、頑張って準備を進めてください。

ポートフォリオレビュー準備会始まりました

By | 7月 16th, 2016|2016, Feature, Mt.ROKKO, NEWS, Portfolio Review, RAIEC, Support, Workshop|

今日は、六甲山国際写真祭2016に参加されるポートフォリオレビュー参加者のなかから希望者に対してポートフォリオレビュー準備会と称して、簡単なレクチャー、ポートフォリオレビューのロールプレイ、そして全員の方に実際にポートフォリオレビューを実施しながらレビューに臨む際の注意点などをお伝えしたり、写真の簡易編集を行って選ぶべき作品の順序やストーリーの研ぎ方、またどのサイズのプリントを用意すべきか、プリントのクオリティーをどこまで高めるかなど、基本的な対策と称して3時間にわたり参加者と交流しました。これは神戸会場が明日もう1日、そして来週末東京会場でも、参加者全体の実に3/4の方たちに有料で実施しています。 ポートフォリオレビューは、言ってみれば口頭試問のようなものですし、参加した経験がなければどれくらいのストレスがあり、どう進めていっていいのかわからないという実態があることが過去3年間の経験からわかっています。そこで、少しでも経験値をあげ、参加者の参加への不安を取り除きながら、写真の意図が伝わるように事前に準備を整えたほうがいいのではないか、と企画したところ、思わぬ数の参加者となりました。 せっかくいい写真を作っていても、プリントが悪いとレビュワーの評価にはつながりませんし、意味不明なステートメントであったり、訴えたいポイントがボケた文章だったりすると、それだけでチャンスを逃してしまいます。一文を付け加えるだけで社会的な要素を演出したりできることを、今日の参加者たちは実感したと思います。かなり手ごたえがあったので、運営サイドに時間的な余裕があるかがポイントにはなりますが、六甲山国際写真祭のレビュー自体の質を高め特徴のあるレビューにするためにもこの準備会は必要なのかな、と考えています。 そこまで実行組織がやるべきかどうかは正直悩むところではあるのですが、今日の参加者の振り返りにもあったように、緊張から言いたいことが言えない、緊張がほぐれ楽しくなってきた頃にはレビューが終わってしまう、というこういった対面のコミュニケーションが不慣れな方が多いことも現実にはあるわけで、決して安くないレビュー費用に対して効果が得られないようなレビューとなってしまうのはとても残念だという思いもあり、開催することにしました。また、国内のみならず海外のレビュワーたちに対しても、よく準備されているレビューというのは疲れず、楽しく、コミュニケーションが取りやすく、先のプロジェクトにつなげやすいというメッセージでもあるはずです。海外のレビューを数多く経験してきた僕としては、作品が同じレベルではなくても、コミュニケーションからつながりを作り得ることを知っていますので、その技術やアイデアを参加者に伝えることで運営そのものがスムースになるのなら、参加者も六甲山国際写真祭自体も評価を高めることができる、という読みもあります。 残り3日。参加者の覚悟に訴えてレビューの質を高める準備をしていきたいと思います。    

イノシシだより from Mt.ROKKO / Vol.2

By | 4月 29th, 2016|2016, Mt.ROKKO, Organization, Portfolio Review, Support, Workshop|

六甲山国際写真祭2016ポートフォリオレビュー参加写真家募集中! 締め切りを延長しました。5月13日まで。 六甲山国際写真祭を運営しているRAIECの杉山です。 このニューズレターは、過去に六甲山国際写真祭ポートフォリオレビューにお申し込みをされた方、六甲山国際写真祭およびその関連イベントに参加された方、ホームページからご購読いただいた方にお送りしています。 六甲山国際写真祭2016のポートフォリオレビュー参加写真家の募集が5月13日まで延長となりました(実際には5月12日申し込み分まで)。お急ぎで準備されていた方には大変申し訳ありません。今現在、参加しようか迷っている皆さま、5月13日までにすべての手続きが終わるようにお申し込みいただけると写真祭参加への扉が開かれます。写真祭は例年アットホームな雰囲気で進められ、六甲山上の澄み渡った(霧に巻かれることもありますが)空間で、世界における自分のポジションを探るいい機会です。今年から山上のレセプションを簡素化する代わりに無料の強力なワークショップを実施することになりました。特にJameyのワークショップは写真観を変えてしまうくらいのインパクトがあり、写真体験のこれからを見通すプロジェクトになると思います。これは参加者にしか体験できないワークショップとなります。多くの海外アーティストも事前審査を経て皆さんと同じように海外から駆けつけます。ぜひ国際交流の観点から、また六甲山の写真コミュニティーを日本において海外からもいつでも、誰もが参加したくなるようなものに育てていくためにも、皆さまのご参加をお願いいたします。 ご参加いただけない場合でも、25日にオープニングのメインゲスト写真家Jamey StillingsとKosuke Okaharaさんのアーティストトーク、レセプション、28日にはAlejandro Duranさんのアーティストトーク、さらに28日の4-5つのワークショップを開催します。さらに、世界中から選ばれたEMERGING PHOTOGRAPHER'S SHOW 2016には、国内のアーティストを始め、選りすぐりの写真家たちがスライドショームービープロジェクションで参加します。これは例年、六甲山上で一回限りのプロジェクションでしたが、今年はC.A.P. HOUSEにて常時上映を実施します。ぜひこれらを受講、ご参加、またご視聴くださいますようお願いいたします。皆さまの写真の見聞、写真活動向上に必要なあらゆる情報が手に入れられる良い機会となることを確信しています。また、ポートフォリオレビューに参加されなくてもレビュワー陣と密接に関わることのできるチャンスです。 近く、特にアジア地域の写真家たちに対して、写真祭をサポートしてくださる皆さんとともに、クラウドファンディングでのサポートプロジェクトを開始します。これはゲストとなる予定のアジアの写真家にいくばくかの支援を募るもので、例年通り、高額な写真作品や写真集セットが当選するLucky Photo Marketの抽選チケットやオフィシャルカタログ、ノベルティグッズなどをご支援の見返りの対象とするほか、ポートフォリオレビュー現地見学権なども対象としてクラウドファンディングを実施します。ぜひ写真祭の組織運営にご協力をお願いいたします。 写真祭は8月20日から28日まで六甲山上および神戸市内で開催されます。イベントウィークの25日から28日まで、山上で写真合宿のような濃厚なめくるめく体験をしながら、海外や国内のアーティスト、写真のプロフェッショナルとつながりましょう。今年も素晴らしいゲスト写真家をそろえ、写真の面白さ、写真メディアやアートの力、写真による社会への視点を訴えかけるようなプログラムをご用意して皆様のご参加を心待ちにしています。 初めて挑戦しようと考えておられる方、過去に事前審査を通過しなかった方、通過して参加したけれどもっと写真のレベルを上げたいとお考えの方、今年もぜひ六甲山国際写真祭のポートフォリオレビューに挑戦してみてください。 また、この「イノシシだより from Mt.ROKKO」をご購読ご希望の方は、このサイトのフッターからお申し込みください。ニューズレターの方ではその他の情報も入手可能です。