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3月 2017

2017RAIEC Tokyo 参加作家ファイル -01-

By | 3月 16th, 2017|Categories: 2017RAIECsatelliteTokyo|

2017RAIEC Tokyo展の展示参加作家が決定しました。 総勢21名の参加表明をいただきました。 参加作家の方々をご紹介(順不同)しています。第一弾!! 参加作家の皆さん、ありがとうございます。 http://rokkophotofestival.com/raiec_tokyo/ RAIEC2017satelliteTokyo 参加作家ファイル -01-     白井 俊行 自己紹介:どこに行っても、何をしても、つまらない30代。  Website: http://shirai-toshiyuki.tokyo/     清田 翔也 自己紹介: 1986年愛知県渥美半島に生まれる。大学進学より大阪に在住する。地元と大阪・地方の文化の違いに興味を持ち最近では地元の渥美半島を舞台とする作品が多い。六甲山国際写真祭2016のポートフォリオレビューが初参加。     石井 陽子 自己紹介:2011 年3 月、人の街に棲む鹿を捉えたシリーズの制作を開始。以来、北海道から沖縄まで鹿のいるところへ出かけては、人間たちの決めた境界線を軽やかに越えて自由に生きる鹿の姿を追っている。2015年12月 リトルモアより写真集「しかしか」を刊行。 Website: http://yokoishii.com/ FACEBOOK page: https://www.facebook.com/yokoishiideer     じえ 紗友梨 桜の樹の下には屍体が埋まっている!という有名な一節を写真物語として表現しました。 Website: jiesayuri.com   篠倉 彰智 自己紹介:兵庫県出身、兵庫県在住。 Website:  http://www.akitoshisasakura.com     所 幸則 時のウィザードとSFMOMA収蔵作品のうちの一枚、アインシュタインロマン Website:  http://tokoroyukinori.com/     深谷 貴子 自己紹介:愛知県在住。幼少期は絵を描くことが大好きな空想少女で、それが自己表現の方法であった。現在は鉛筆をカメラに持ち替え、自分の娘たちをモデルにしながら自身を形成してきた過去の記憶や想いを再現している。 Website: http://www.takakofukaya.com     尾﨑 ゆり 自己紹介:高知県出身、大阪市在住。self-taught photographer. Website: http://seafelizyuri.wixsite.com/yuriozaki     TOMM photographer 自己紹介:福岡を拠点に活動していますTOMM photographer(トム フォトグラファー)と申します。日本各地を訪れ、地域に根ざした祭りや、民族芸能を取材しています。祭事のときに流れる非日常の空気のなかに、 古来より連綿と受け継がれてきたエネルギーが溢れています。そのエネルギーは磁場となって、人と人を繋げ、魂を再生させるものです。日本人の魂の在りかや日常を再生するエネルギーの神聖さや尊さをモノクロ写真で表現しています。 Website: http://www.tommphoto.com     飯田 [...]

2月 2017

「RAIEC TOKYO 2017」写真展が決定しました!!

By | 2月 23rd, 2017|Categories: 未分類|

こんにちは。 今年も「RAIEC TOKYO 2017」写真展が決定しました!! 今日はご報告と簡単にRAIEC TOKYO 2017 展の説明 と展示メンバーの発表をします。 去年の秋で四回目になる六甲山国際写真祭が2013年にスタートしてから毎年翌年の春に東京で行っている、写真祭のポートフォリオレビューにレビューイとして参加したメンバー有志の写真展です。 写真展期間中は会場でゲストを招いてトークショーやワークショップ、六甲山国際写真祭を足がかりに成果を上げた人たちの報告会など盛りだくさんのイベントが有ります。 今年も例年と同じく東京都千代田区の 3331 Arts Chiyodaにて開催いたします。 今年の写真展の概要です。 会場: 3331 Arts Chiyoda 地下1F B104      〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 会期: 2017年4月8日(土)~16日(日)  12:00~20:00 (最終日18:00まで) イベント:*写真集出版の最新事情・学習会(講師1 大西洋shashasha、講師2 大橋英児ほか)4月8日(土)15:00~      *オープニングレセプション 4月8日(土) 18:00~      *写真家トーク タカザワケンジさん+杉山武毅 4月9日(日) 17:00~      *ワークショップ 杉山武毅氏による写真を表現するためのコミュニケーションワークショップ 4月15日(土) 10:00~18:00      *六甲山国際写真祭2016成果報告会 4月15日(土) 18:00~      *クロージングパーティー 4月15日(土) 19:00~                                                      RAIEC TOKYO 2015トークイベント風景 また、上記イベントなど詳細などは後日アップしていきますね。 今年の展示メンバー 尾崎 ゆり、田村 友美、森田 晃博、飯田 夏生実、下田 照己、久保 誠、高杉 記子、じえ 紗友梨、田村 美樹、石井 陽子、TOMM photographer、くろだ さくらこ、清田 翔也、篠倉 彰智、深谷 貴子、氏川 彩加、丸山 杏子、 白井 俊行、中田 明、斎藤 涼介、所 幸則 (順不同 21名) 参加作家を中心に素敵な展示を準備しています。 みなさま、楽しみにしていてください。 詳細や変更事項などはこのブログにアップしていきますのでみなさま要チェックでお願いします。                                                    コミュニケーションワークショップ風景 [...]

11月 2016

六甲山国際写真祭2016フォローアップミーティング

By | 11月 25th, 2016|Categories: 2016, NEWS, Organization, Portfolio Review, Support|Tags: |

六甲山国際写真祭2016のポートフォリオレビューに参加した写真家向けのフォローアップミーティングを、11月23日に東京で開催しました。祝日にもかかわらず、11名の参加者があり、3時間程度、みっちりフォローアップをさせていただきました。ミーティングの要点は、六甲山国際写真祭のレビューでどのくらい成果があったのかということをそれぞれの写真家たちに聞くこと、自分で感じ取った成果や反省点、レビューを受けた中で気がついた点を聞いた上で、作品の良い点、弱点を明らかにすることで、今後の活動に生かしていただくことです。いつもいうように、六甲山国際写真祭はただの評価プログラムで、ゴールではあり得ません。ここを通過した人たちは、何らかの表現が認められているわけで、そのたっている場所、その先にどんな風景が見えるのかを立ち止まって確かめてみるのに格好の場所です。そういう意味で、今回の一連の準備会、ポートフォリオレビュー、アフターフォローは、自分の表現が他者から見てどう見えるのか、その先にどういうプロジェクトがあり得るのかを見定めるのに役に立つはずなのです。国内にはそういう場所がなかなか見当たらないのが現状だと思いますが、六甲山をてこになんとか写真活動を高めていっていただけると嬉しい、というのが主催者の単純な思惑でもあります。実は、Review Santa Feで美術館やギャラリーの人たち、写真祭などのオーガナイザーと話していて、準備会、アフターフォローは誰もが必要性を感じていてやってみたいと考えているのですが、簡単にはできないことだと聞きます。日本でそんなことが行われていることに驚かれもしました。欧米の写真家たちはもともとアート教育を受けている人が多いということも背景にあると思います。また、運営サイドもさまざまなプロジェクトを抱えて、忙殺されているという現実もあるようです。準備会やアフターフォローを開催した大きな理由は、六甲山国際写真祭の過去3年間の開催を通じて、写真家の準備不足、写真家に明確な目標がないこと、将来の活動を含めて認識が一様に甘く、知識がなく、迷子のようにさまよっているのが現状だと思えるからです。地に足をつけた活動というか、じっくり取り組むプロジェクトを作っていく上で必要な情報をどうやって集めるのか、そういう課題に対して、六甲が役割を果たそうと考えているわけです。 フォローアップミーティングのあとは、少し早いですが忘年会となりました。 12月には関西と北海道でもフォローアップミーティングを開催します。  

Review Santa Fe 2016 -状況と判断Part1

By | 11月 7th, 2016|Categories: 2016, Mt.ROKKO, Organization, Portfolio Review|Tags: , |

Review Santa Feに来ています。 今年のReview Santa Feは通常6月に開催されていたのが、今年は11月開催になりました。主催者によると、夏休みに突入する6月に比べると11月はオフシーズンということもありコストが安い、とのことですが、パリフォトなどの期間を控えてこの時期に開催することを不思議がっているレビュワーたちも多くいたことから、来年はどの時期に開催されるのか不透明感が漂っていました。アメリカといえば大統領選挙を間近に控えて、いつもと違って少しそわそわしている街の様子も感じ取ることができました。 Review Santa Feの特徴は、アメリカの地方都市のローカルな、コンパクトな写真祭という位置付けですが、美術館、出版社、ギャラリーなど50名を超える強力なレビュワーが集まっての強力なレビューで、そこにワークショップ、展覧会を加えた写真祭の形式を作っていて、世界中からアーティストたちが集まってのお祭りです。2010年に初めてここを訪れて主催者をインタビュー、2013年以降4年間にわたって僕もレビュワーとして参加してきましたが、毎年集まってくるアーティストの多様性には驚かされます。 4年もの間毎年参加していると、レビュワーのなかでも次第に知り合いが増えていくのが面白いのですが、六甲山にも多くのレビュワーをここから誘っているので、ここでは六甲山はとても有名です。多くの人に声をかけられ、六甲山国際写真祭のことを聞かれます。日本人のアーティストを探しているので紹介してほしい、レビューに呼んでくれなどと声をかけられるのはとてもありがたいことです。2-3月にかけてMei House Photography Workshopを計画しているのですが、そこに誘う予定の専門家もきっちりと見つけることができました。 今年のレビューには4名の写真家が六甲山国際写真祭を経由するかその関連から選ばれて参加しており、それに加えてNYから自力で参加した日本人を合わせると5名の写真家が選ばれていました。Review Santa FeのLaura Pressley氏がかねてから表明していた通り、相互の交流を深めるという意思を強く感じました。もちろん、審査を経てのセレクションなのでアドバンテージが与えられているということは決してありませんが、六甲山国際写真祭経験者だからこそReview Santa Feに応募していくという流れができていることを反映したものだし、それこそがReview Santa Feが六甲山国際写真祭を重視する狙いだと考えられるので、今後も交流は深まっていくように思います。 一去年のReview Santa Feに参加していたEvan Andermanという写真家が、昨年の六甲山国際写真祭にプロジェクション作家で参加してもらったのですが、新たにReview Santa Feのボードメンバーになっていたのは嬉しい驚きでした。また、2013年に初めてレビューをした若い写真家たちがReview Santa Feのスタッフで戻ってきて再会できたのはとても嬉しいことでした。 また、今年はReview Santa Feの創始者の一人で、現在はSanta Fe Photographic Workshopを主催しているReid Callanan氏の表敬を受けました。同じ「山」の写真祭として、そしてコンパクトな写真祭の良き先例として相互に助け合っていく事を確認しました。 写真の傾向としては、今年は若干パーソナルワークがやや減少し、ドキュメンタリー、コンテンポラリーアートは例年通り、建築写真などを含めて風景写真などが若干増えた印象となりました。参加者の年齢は20代はすくなく、30代から40代を中心に、50代から75歳までの幅広い年齢層が参加していました。ひょっとしたら50代以降の方が多かったかもしれません。国籍はアメリカを中心に、日本、オーストラリア、ベルギー、中国、ロシアなどから参加者がありました。対するレビュワーは、美術館、ギャラリー、出版社に加えて、ウェブメディアなどが増えているのが時代を映していて面白いと思いました。ニュースウェブメディアとしては、ハフィントンポスト、Wired、Times、National Geographicなどが参加していました。ただ、一部のメディアは同じ組織から複数のレビュワーが来ており、それらがレビュワーリストで重複して不満を訴える状況もあったようです。 僕のレビューは例年通り全ての枠が埋まっており、嬉しい限りなのですが、場外で枠を引き当てられなかった人たちから盛んに声がかかる状況もこれまで通りでした。レビュー参加者は皆、六甲山のことやギャラリーのことをよく研究していて、写真祭参加、あるいはギャラリーでも展示が叶うことを希望しての応募で、売り込み攻勢はすざましい勢いを感じました。 僕はギャラリー向けと写真祭向けのリストをもっているのですが、今年もレビューした27名の写真家のうち15-17名をリストアップしました。特に六甲山のメインゲストクラスのリストに4名ばかり名前を追加できたのは良かったと思います。いずれも、教育的観点から取り上げたい作品で、ローカルなコミュニティーに起こった問題を客観的に取り上げている優秀な作品で、Review Santa Feの展覧会でも取り上げられていました。   日本人参加者の評価などについては、2016年11月27日の報告会後に記事にする予定です。

9月 2016

Shenzhen International Urban Image Festivalに来ています

By | 9月 24th, 2016|Categories: 2016, Experience, NEWS, Photography, Story|Tags: |

表題のイメージフェスティバルに参加するために中国深圳に来ています。今回は5名の日本人写真家を紹介するプロジェクトに呼ばれているのですが、今日からスタートし、約1ヶ月続くこのフェスティバルの一部を紹介しようと思います。 深圳は香港のすぐ北側、本土に面して展開する巨大な都市です。深圳は30年ほどの間に恐ろしいスピードと規模で発展した都市とのことで、現時点で世界で最も裕福な都市との表現があるくらい、科学技術を始めとする中国の基幹産業をてこに、中国政府が膨大な資金を投入して作り上げた1200万の人々を抱える近代都市といえる場所です。空には摩天楼がそびえ、道路という道路はとてつもなく広く、公園や街路樹も美しく整備されていて、そこに欧米日本車などの高級車が溢れかえっているメトロポリスです。当然のように豊かな財政と新しい中国の都市生活のスタイルが発展し、アート産業も極めて高いレベルで発展しています。写真に関するものだけでも4つの写真祭を抱え、中国全土のアートマーケットの一翼を担っており、活発な中国の人々の購買欲や、新しいおしゃれな都市の暮らしを満たす消費財として、またコレクターの育成に成功した強大なギャラリーシステムを抱え、国際社会の中国経済への動向への不安とはかけ離れて、ここ深圳ではアートは未だ本格的で健在です。つまり、産官学が一体となってアートというある種の産業を都市構造に埋め込むことに成功している羨むべき構造があるのです。実際、このフェスティバルもその他の写真祭も、主には中央政府や地方政府の資金提供を受けながら発展しているアート祭で、40にも至らない若いキュレーターたちがよどみない語学力をもちいてわんさかプログラムを作っていて、驚くばかりです。僕たちもほぼ中国の国費(あるいは地方政府の資金)で招かれており、食事宿泊渡航費のほぼ全てが運営委員会もち。彼らはタクシーから何もかもネット上で予約し、こちらは一切のストレスを受けないでおまかせとなっています。緊縮予算とだらしない政策、似たり寄ったりのプロジェクトに終始し、どうやっても資金が集まらない我が国のアートプログラムとは異なり、都市とアート、アートと人々、人々と暮らしなどと言ったフレーズなど使わずとも、誰もが良質のアートに触れその恩恵に触れることができるように教育システムが存在し、アートシステムがあり、都市が作られていて、羨ましい限りです。 まだ都市が形成されていない頃の倉庫街をアート特区として整備している深圳OCT地区 もちろん、写真祭自体は新しく、ディレクターも若く、ホームページもなくあちらこちらにほころびもあるのですが、World Press PhotoやMagnum、National Geographic Beijingの若い編集者やアーティストたちがこれから1ヶ月の間、次々とこの地を訪れて写真の祭典を繰り広げるとなると期待せざるをえません。 そんな中国の写真シーンですが、やはりキーとなったのは大きくわけて日本とヨーロッパからの影響だといいます。1990年代には森山大道やアラーキーがこの国の写真家たちに強い影響を与え、その後の中国の写真家たちの道しるべになったといいます。高度成長からはじまった国威の発揚に伴って、より大きなマーケット、アートの中心地であるヨーロッパにでかけていって多くを学んだ写真家のグループもあるとのことです。現在の中国と日本は、政治地政学的にかつていないほどに物々しい状況を生み出してはいるけれど、本質的には東アジアの価値観を共有しているはずで、その点については出会った誰もが日本に対して一目置いているのは面白い発見でした。 日本でもおなじみのMu Ge氏の写真展準備作業。ここは中国最大手の美術出版社のギャラリー。複数階に渡っていくつものギャラリーが連なる。準備をしているのは、なんとアート専門の搬入展示会社のスタッフ。そういう職業があることに驚く。僕が知らなかっただけか   OCTの内部。街ひとブロック全体がギャラリー、カフェ、美術学校などで作られている   ハンガリー人メディアアーティストIstvan Horkay氏のオープニングレセプション。彼の作品はナチズムを取り上げた作品。古い写真をモチーフにして、ドローイングを加えた手数の多い作品。ビデオインスタレーションも素晴らしかった。なんと別作品ではあったけど、サイン入り作品をいただいた。この会場は学校のような施設で、若き中国人アーティストが初キュレーションに挑んだとか。彼はとても誇らしげでいい顔をしていた   WORLD PRESS PHOTOのインスタレーションは、宇宙で暮らす飛行士たちの私生活を、家族と飛行士たちのプラーベートな通信から明らかにする宇宙的スケールの作品。アメリカ人家族とロシア人家族が描かれていて、宇宙開発や文化思想の違いまでが宇宙規模で描かれていた。これはマルチメディア部門コンペで入賞した作品らしい。一番左がキュレーターのポール。本部アムステルダムで活動するWPPの展覧会部門シニアスタッフ   倉庫はとんでもない大きさ。写っている倍以上の面積がある。国内で平面積でこの大きさを探すのは難しいだろう。プロジェクションのために会場で使われる高出力プロジェクターはすべてレンタルだが、期間中600万円以上かかるという。資金のことを聞くと、うん?ああ、政府が払うからね、とのこと   イメージフェスティバルというだけあって、絵画やアニメのプロジェクトも上映されていた   NYで活動するアメリカ人写真家Lois Greenfield氏は、ダンサーを撮らせたらこの人を置いていないというほど有名な写真家。40年の写真のキャリアがあり、プリントもたくさん売れているという   作品は動きを完全にとめた躍動、構図から単光源のライティング、ダンサーの肉体、床からわずかに離れて時間が止まったかのような完璧なイメージ。中判デジタルカメラで撮影され、連写ではなく、完全にワンチャンスをものにした作品。プリントは自分のスタジオで製作している   ボケてしまったけど、香港の著名な俳優で自殺したレスリー・チャンの映画をモチーフにしたインスタレーション。うーん実際の映像はかなりイケてた。手前にレコードプレーヤーがあり、レスリーのダンスに合わせて音楽が流れていた   ゲストキュレーター、というと大げさですが、僕が六甲山国際写真祭の立場で誘いを受けた当の中国人キュレーターWang Xi氏も、すでに昨年から六甲山から誘った日本人のプログラムを仕切っていて、今後さらに関係を深めようとしているのが痛いほど伝わって来ます。彼らからみた現代の日本の写真家は未知のもの、新しい世代の中国人アーティストが日本や世界とつながることと同じように、世界でも通用するはずだと彼らは真剣に考えているのです。昨年は8月の写真祭後、直ちに日本人二人(AbeMoekoさん、NaohikoHoshinoさん)が現地に呼ばれプリントで展覧会が開催されました。要点は、コネクションを作ること、作品にコミュニケーション能力さえあればアートは世界共通の価値観のなかで交換可能なのであり、その点を確認できたことは大きな収穫でした。 話の内容をすべて書くことはできませんが、ハンガリー人の老アーティスト、アメリカ人アーティスト、WPPやNational Geographicの若き編集者たち、おなじみのAngkor Photo FestivalのFrançoise Callier氏などと一日中帯同し、様々な話を聞くことができました。それは写真祭であるとか写真の話にとどまらず、アートの行政だとか、教育だとか、誰かの噂話だとか、本当に写真や写真外に即興でめまぐるしく展開しながら、生きいきと面白い話ばかりが続きます。政治や経済、紛争戦争、難民問題、貧困、テロ、津波、宇宙開発、東アジアの困難、アメリカ大統領戦、神戸の震災、六甲のことなど、本当にさまざまな話題が途切れなく続くのです。中国人アーティストの作品もたくさん見ましたが、このクラスのイベントに参加するとなるとかなりユニークで強いものばかりです。どうやって選ぶのか、という問いに関しては、彼らはネットワークを駆使して膨大なリストを持っていて、世界中に展開する中国人アーティストや注目すべき海外アーティストの活動をつぶさに見ていることがうかがわれます。そして、多くがアートの世界から脱落するのか生き残るのかを時間をかけて見ているのだと思います。早く結果を出したいと願うのは、アーティストにとって世界共通の欲求だと思えるのですが、10年や20年プロジェクトが当たり前という悠久のシステムは、結局のところ良い教育を受け、良い技術トレーニングを受け、マーケットの洗礼を受けて残ったものだけが成功を手にするという当たり前の結果をもたらしているに過ぎないのです。もしうまくいかない場合は?という問いに関しては、"They all went back to work" つまり、夢をあきらめ現実に戻っていったのです。 実は昨夜、今回招待されているゲスト6名のうち3名の部屋で大変な漏水騒ぎがあり、今朝の話題はこの話から始まりました。真夜中の2時に水道管が破裂してその部屋が冠水したばかりでなく、階下の部屋にまで水が漏れだして大騒ぎだったらしいですが、僕の部屋は別のブロックだったため全く気がつかずに朝その話を聞いて驚きました。しかし、おそらく今回寝食を共にしたメンバーはこのことを決して忘れないと思います。 深圳を訪れ、六甲山国際写真祭主催者として何かを学んだかと問われたら、やはり世界は広く、写真は広大で、チャンスはあるが道のりは厳しいということ。日本と世界、という分けへだてる物言いは何に関しても言われすぎて辟易する昨今ですが、実際にこうして世界を見に出てこないことには世界で何が起こっているのかを見ることはできないわけで、日本の写真家たちが最近ものすごい勢いで増えている写真のレビューやWSなんかにあちこちお金をはたいて参加してみたところで、小さな窓を通じて世界につながった気分でいるということそのものはさほど意味がないのかもしれないと感じました。それらは与えられる情報であって、経験し獲得するものとは明らかに違います。六甲で圧倒されて衝撃を受ける衝撃が1だとすれば、海外に出かけて自分の目で体験し知ることの大きさはその数倍はあると思います。中国にはあちらこちらに写真祭があり、宿泊も渡航費もとても安い場所もあるので、一度訪れてみることを勧めます。中国に限った話ではないですね。アルルでも、パリでも、ペナン、シンガポール、アンコール、マレーシアどこの国に出かけても、学びの質や量は計り知れないくらい大きいはずです。   [...]

六甲山国際写真祭 2016 アフターリポート「WS Visual Language 視覚言語とは? 」 / 成田貴亨

By | 9月 10th, 2016|Categories: 2016, Workshop, 未分類|

六甲山国際写真祭2016ポートフォリオレビューにレビューイとして参加した成田貴亨です。 六甲山国際写真祭最終日の8月28日にC.A.P Houseで開かれた「Visual Language 視覚言語とは?」と題されたワークショップに参加しました。 講師はONWARDやProject Bashoを主宰されているイトウツヨシさんです。   「視覚言語(Visual Language)」という言葉こそ知っていたものの、では「視覚言語」が具体的にどういった要素を語彙として使っているのか?そう言われると自分の頭に明解な「視覚言語」の姿が無かったというのが正直なところです。 視覚心理学のようなものを使って画面を構成する事には興味があり、その手の本も読んだりもしましたが、やはりそれだけが視覚言語の語彙の全てではないだろうという実感もあり、このワークショップへ参加することにしました。 またONWARDのメールニュースなどで以前からイトウツヨシさんの言葉は読む機会があったのですが、それらのメールの中でも強い写真を裏から支える論理的な背景や構造についてたびたび語られていた印象が強くあり、そういったイトウツヨシさん本人への興味も私がこのワークショップに魅かれた理由の一つです。 4時間のワークショップは2時間ずつ二つのパートに分けて行われました。 前半の2時間は視覚言語についてのレクチャーです。 まとめるとすると「視覚言語」というものが、具体的に何を語彙として使ってるのか?でしょう。 人が生理的にあるいは無意識に反応する図形的特徴を使うことや、CONTENTとFORMなど、写真を作り出す際に相反する関係として現れる要素のバランスをいかに扱うかなどの話題が提示されました。 それぞれの要素の関係を図で表し、それに沿って自身の作品の現在位置を客観的に把握する。明解で、制作中の写真の向かうべき方向性を自分の力で探るツールとして分かりやすくとても便利ではないか思います。 もちろんかなり抽象化、概念化されたツールですので、全てに適用可能な万能ツールではないのですが、これをヒントにそれぞれのケースに応じて考えるためのツールを作り出すことも可能だと思います。 Visual Structure(視覚的なデザイン)と題した、図形的要素が人にどんな生理的な反応をあたえるか?といった話題は簡単な事例のみが示されましたが、視覚心理学的なアプローチを知ればもっと深く掘れそうな話題ですし、画面を作る際の有効な道具であると私自身も考えています。 またレクチャーの最後に見た8分ほどの写真批評の様子を写した映像では、まさに私自身もこのように写真を観察出来るようになりたいと思える、明晰な写真の読み解きが伴った批評が展開されました。あの映像は出来る事ならもう一度見たいと言うか、ことあるごとに何度も見て確認したいような事がつまったお宝映像でした。 前半のレクチャー中で私がとくに興味を持った話題をいくつかあげます。 ・「視覚的なこと」と「意味のこと」を明確に分ける。 ・ただのコピーではなく写真にすることで何が生まれているのですか? ・視覚言語の単語だけでは不十分であり、複数の単語に意味ある繋がりを持たせてセンテンスや詩を目指すべきである。(ビデオの中で発せられた言葉) ・写真について思っているものと写っているものとの間にはかならずギャップがあると意識する。 特に「視覚的なこと」と「意味のこと」を明確に分けることに関しては、レクチャー中たびたび「それは視覚的なことについてですか?それとも意味についてですか?」という問いかけをイトウツヨシさんが発していたのが印象的でした。これはワークショップ全体を貫いていたキーワードだと思います。 ワークショップ後半は参加者がそれぞれ自作から”視覚的に”成功していると思った写真3枚をピックアップして、それに対して皆で意見を述べ合って検討を加えました。「視覚言語」を使って写真を読み解く演習といった雰囲気です。作家としては思っている事と写っている事の間にあるギャップがあらわになる時間でもありました。 ここでも「この写真の視覚的に目立つ部分はどこか?」「この写真の意味(オチ、要点、focus、interest、feature)は何か」この二つの質問をベースにワークショップは進行しました。 この二つの質問の吟味をかいくぐり、ただの単語一語ではない一つの文節をなす写真のイメージを手にするのは、相当にタフな作業です。 同時にそれが強いイメージの要件であると言われるとたしかに納得ですし、これが現実をわざわざ写真にすることで生まれる“何か”でもあるでしょう。 このワークショップ後半部分では、私だけでなく他の参加者も、自作の中に潜む、まさに「ギャップ」としか言えない問題点を発見し体験したと思います。 「視覚言語」という、知ってはいても漠然としたイメージしか持たなかった言葉を、実際に使える、実体のある道具として認識する糸口が見えたワークショップでした。          

六甲山国際写真祭2016アフターリポート「ターニングポイント」 / Takamoto Yamauchi

By | 9月 6th, 2016|Categories: 2016, 未分類|

こんにちは六甲山国際写真祭2016にレビューイで参加したTakamoto Yamauchiです。 私は東京在住ですが、六甲山l国際写真祭のことは度々耳にしていました。 泊まり掛けでのポートフォリオレビューということで躊躇していたのですが、あまりにも多くの方から勧められるので、意を決して今回参加いたしました。 結論から申し上げますと非常に実りの多い3日間でした。  ポートフォリオレビューはキュレーター、雑誌編集者、写真家など様々な分野の第一線で活躍している方々に自分の作品を見て頂けるまたとないチャンスですが、今回レビューを受けていくつか嬉しいお話を頂きました。 shashashaの大西さんからは写真集出版を検討して頂ける!とのこと。 Andreas Muller PohleからはEuropean magazineへの掲載のお話を頂き、Kevin Wy LeeからはInvisible Photographers Asiaに載せるからデータを送って欲しいとのこと。 また岡原功祐さんやSteven Leeからは次回作に繋がるヒントを頂きました。  Night sessionではJamey Stillings, Alejandro Durán, Micael Sebastian, 岡原功祐さんなど錚々たる面々と近い距離でディスカッションが出来きとても勉強になりました。 またスライドショーでは光栄にも私の作品を紹介してもらい多くの人に見て頂ける良い機会になりました。最後のオープンポートフォリオビューイングでは、写真家のイトウツヨシさんとお話をする機会を頂けました。   そして泊まり掛けというのも合宿のような雰囲気で、レビューイ同士楽しい時間を過ごせました。ホテルに戻ってからもみんなで飲み会をして盛り上がり、今回レビューイとして参加していた写真家の所幸則さんからも第一線で活躍されてる方ならではの有益なアドバイスをたくさん聞かせて頂きました。  非常に濃密な3日間でした。いずれも個人では到底コネクションを築くことが難しい方々と繋がることが出来ました。 こういった機会を作って頂いた主催者の杉山さんはじめレビュアー、スタッフの方々、本当にありがとうございました。 今回の六甲山国際写真祭への参加は、私にとって大きなターニングポイントになるのではないかと思います。

六甲山国際写真祭 2016 アフターリポート「WS 現代ポートレイト写真のアートに参加して 」 / 高杉記子

By | 9月 5th, 2016|Categories: 未分類|

こんにちは。六甲山国際写真祭2016のポートフォリオレビューにレビューイとして参加させていただきました、高杉記子です。 最終日に、ワークショップ『Contemporary portraiture as an artform in photography 現代ポートレイト写真のアート』に参加しました。   講師のSteven Leeさんは、2009年にThe Kuala Lumpur International Photoawards (KLPA)を立ち上げ、毎年、世界中から集まってくる1500以上のポートレートをみてきています。 ワークショップは、Kobe 819 Galleryで開催されました。参加者がそれぞれ持参した5枚のポートレートを紹介するところからアットホームな雰囲気で始まりました。前半は座学で、ポートレートの基本的な歴史からスタートし、これまでのポートレート史上重要な写真家たち、そしてStevenさんがいま注目している現代のポートレート作品を紹介してくださいました。特に興味深かったのは、 KLPA 2016のオープンカテゴリーでファーストプライズに選ばれたJessica Hinesの「My Brother’s War」という作品でした。ベトナム戦争から帰国して1年めに自ら命を絶った兄がベトナムでどんな生活を送っていたのか、行方不明となっていた兄の親友を探し出して話を聞き、兄がつらい思いをしていたベトナムの地に行くというプロジェクトを通して表現した作品でした。実の兄が亡くなった日のベトナムの星空をパソコンのスクリーンに映し出し、当時の兄のパスポート写真を画面の前に置いたものをポートレートとして撮影しています。他にもさまざまな作品を紹介しながら、ポートレートに、昔からの既成概念にとらわれない表現の可能性が無限にあること、あるいはそれを求められていることを改めて提示してくださいました。 後半は、3人ずつのグループに別れ、ポートレート撮影会をしました。制限時間30分と時間がない中、Kobe 819 Galleryから出て、それぞれが好きな場所で撮影をし合いました。撮影では、たとえば自然光をどう活用しているのか、どんな小道具を使っているのか、どのように声をかけて被写体とコミュニケーションしているのかなど、チームの方々が普段どう被写体に向き合っているのかが垣間見え、とても楽しい時間でした。   Stevenさんの言葉で特に印象に残っているのは、受賞者やファイナリストのポートレートは、いきなり撮ったのではなく、1つの作品として完成したプロジェクトの中の1枚が選ばれることが多い、ということでした。なぜならそのような作品は、リサーチや取材に基づいており、それがレイヤーとなってきちんと反映されているからです。ポートレートは1枚一発勝負のように見えるけれど、やはり人を動かすものはその裏にいくつもの層があることを強調していたことはとても説得力がありました。私自身,写真家としてポートレートを極めたいと願う中、改めてポートレートの奥深さと魅力を感じることができたワークショップでした。 KLPAには、2014年、2015年と、六甲山国際写真祭の参加者からも日本人Finalistが出ています。ぜひ来年は、皆さんも応募してみてください! http://www.klphotoawards.com  初めて参加した六甲山国際写真祭でしたが、レビュワーの方々やゲスト写真家の方々との距離が近く、参加者同士もお互いに情報交換し合ったり励まし合ったりとそれぞれが緊張感をもってレビューを受けながらも終始温かい雰囲気に満ちており、“コミュニティ”、“教育”といったこの写真祭の目指す方向性を、ひしひしと感じるものでした。今回レビューやワークショップでお世話になったStevenさんは、以前よりFacebookでつながっていたので、今回実際に会う初めての機会ともなり嬉しかったです。さまざまなつながりが作り出されることは、六甲の醍醐味だと思います。あらたな出会いや再会から生まれたご縁を今後も大切にしたいと思います。杉山さんを筆頭に、1年目から写真祭を育ててこられたスタッフの皆さま、各国からいらっしゃった素晴らしいレビュワー、レビューイの皆さまに改めて感謝申し上げます!                    

六甲山国際写真祭2016アフターリポート「自分が目指す場所」/ 奥彩花

By | 9月 1st, 2016|Categories: 未分類|

六甲山国際写真祭2016のレビューイとして参加した奥彩花です。 そして、EMERGING PHOTOGRAPHERS' SHOWCASE 2016のスライドショー作家にも選んでいただきました。 この写真祭には去年はボランティアとして参加させていただきました。その後,代表である杉山氏にこの写真祭は海外の強力なレビュアーを呼んでおり、今まで参加された方々も活躍されている話を聞き是非参加したいと思いました。 レビューではわたしは英語が多少しかできないので通訳をお願いしましたが直前にアドバイスをいただき、分からない時だけ助けていただくことにして、とにかくできるだけ自分で英語で伝える、プレゼンをする、そして相手の伝えたいことを目を見て理解しようと心がけました。 事前に疑問点をまとめておき、私がたくさん質問させていただき、レビュアーも細かく教えて下さったので、自分の作品の気になる点やレビュアーの国の写真事情も聞くことができました。   そして忘れることができないのがナイトセッションです。 JameyとAlejandoroを中心として「写真は世界を変えられるか」というテーマで意見を出し合いました。 なんとなく頭では分かっていても本気でそのようなことを考えたことはなかったです。しかし彼らを見ていると、一流の写真家はきっといつもこの「写真は世界を変えられるか」ということを自分に問うているのだなと感じました。 彼らが考えていることがリアルに知ることができた夢のような一時でした。   そして27日の夜、EMERGING PHOTOGRAPHERS' SHOWCASEをレビュアーと参加者の前で発表されました。 スライドショーとはいえレビューを受けてないレビュアーにも見てもらえるチャンスなので緊張しつつ見ていました。 終わった後にレビューはしてもらっていないレビュアーや海外の写真家にも声をかけられて作品について話すことができました。 スライドショーによって全員にわたしの作品を知ってもらえるよい機会でした。 また、スライドショーで流した動画をYoutubeにアップしていますのでそちらも見てください。 https://www.youtube.com/watch?v=pV4q7CZKP2w     六甲国際写真祭のいいところは、展示は社会をテーマとしているため写真家であろうとなかろうと知る、学べるものであること、 そしてポートフォリオレビューは具体的に世界を目指せる写真家のためのイベントであることだと思います。 強いコンセプト、それらを英語に分かりやすく変換すること、そしてプレゼン力、そして押し付け過ぎず自分の作品をアピールできる力、 コンセプトも写真も必要な部分と必要でない部分を見分けて、いらないものは切り捨て、必要なものだけで構成されたパーフェクトな作品に仕上げることが大事なんだと学びました。 今回レビュアーの反応を見ていたら、コンセプトは理解してもらえたので、 何故この方法で撮影したのかと、子供時代が関係している作品だったので、聞かれたらそういうことももっと細かく答えられるようにしなくてはと思いました。 3泊4日ということで普段の毎日から切り離されてこんなにじっくりと自分の作品と向き合うことができる機会はなかなかないように思います。 そしてレビュアーだけでなく同じ参加者からもたくさんの意見をいただくことができました。 4日間過ごしてきたので別れ際は寂しいくらいでした。またお会いしたい方々ばかりでした。 この写真祭に参加することによって、自分がやりたいことに対して物怖じせず一歩前出て行動しようと思いました。 そして自分が目指す場所がシンプルに決まりました。 だからあとはそこに向けて突き詰めていくのみです。 来年もこれからも関わらせていただきたいと思える場所です。 関係者のみなさま、本当にありがとうございました。        

8月 2016

六甲山国際写真祭 2016 アフターリポート「WS 写真とソーシャルメディアに参加して 」 / 氏川彩加

By | 8月 31st, 2016|Categories: 未分類|

こんにちは。六甲山国際写真祭2016ポートフォリオレビューに参加させていただいた氏川彩加です。 写真祭最終日、Gallery TANTO TENPOでおこなわれた『Photography and Social Media 写真とソーシャルメディア』と題したワークショップに参加してきました。 Fraction Magazine のDavid Bram氏と同ジャパンの永田陽一氏を講師に迎え、現在の主要メディアであるFacebookとInstagramについて、これらをいかに活用し自分の作品をアピールするか、参加者の質問を交えながらレクチャーしていただきました。 以下一部抜粋し、Q&A形式でご紹介します。   Q. 作品用のFacebookページとプライベートの個人アカウントは分けるべきか? ―答えはNO。ビジネスページはある程度投資をしないとほとんど効果がない。 またキュレーターは作家が普段どういう生活をしていて、どのような人物かということにも興味を持っているので、プライベートな情報も積極的にアップした方がよいと思う。   Q.より多くの写真関係者に自分の作品を見てもらうには? ―Facebookを活用する。どんどん友達申請して多くのキュレーターとつながろう。 コメント欄に自分のWebページへのリンクを貼ると効果的。オリジナルのユニークなタグがあれば尚よい。   Q.レビュー後のコンタクトで大切なことは何か? ―定期的なフォローアップが大切。個展や写真集の出版が決まったらニュースレターを送ろう。Mad mimi などの有料ツールを使うとよい。   Q.たくさん届くニュースレターから自分のメールを見てもらうために気をつける点は? ―気をつける点は3点。 ① わかりやすいタイトル ②シンプルできれいな文章 ③目につくイメージ   Q.フラクションマガジンに掲載された後、すべきことは? ―まずはWebサイトを完成させておくこと。別シリーズのポートフォリオがあった方がよい。そして、すぐに販売できるプリントを用意しておくこと。   Q.自分と合うキュレーターとのマッチングの方法とは? ―LENSCRATCHなどのサイトを使ってどのようなキュレーターがいるか情報収集する。   Q.どのアワードに応募すればよいか? ―フォトルシーダのクリティカルマスやC4FAPなどはおすすめ。自分で予算とターゲットを決めてアプローチしよう。   今やSNSは世界のオーディエンスに自分の作品を届ける最も有効なツールのひとつです。 しかし、日本では一部コンペなどSNS上にアップした作品の応募を禁じる未使用規定があり、このような日本の現状にDavid氏は大変驚いていました。 また、このほかにも六甲山国際写真祭ではプログラム中にレビュー参加者向けのレクチャーやワークショップが複数用意されています。これらのプログラムでは、写真家に教育の機会を提供してくれるのと同時に、「写真を通して何をしたいのか」という自分の軸を持ち、いかに社会と主体的に関わるのか、と作家活動における根幹的なスタンスを問われているのだと思います。六甲には私のように十分な写真教育を受けていない者も受け入れてくださる土壌があります。まずはこの素晴らしい写真コミュニティに参加できたことに感謝し、これからはそこに参加するにふさわしい覚悟をもって臨みたいと思います。 最後になりましたが、今回のワークショップの講師をつとめてくださったDavid Bram、永田陽一両氏、杉山さんをはじめ写真祭の運営にご尽力いただいているスタッフのみなさまにあらためてお礼申し上げます。