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現代の写真表現には、特別なルールなどはありません。写真は、ダイバーシティー豊かに日々無数に生み出されて、誰ともなくオーディエンスを得ながら何かを語りかけようとします。

しかし、ルールはないとはいえ、世界の写真をみていると何かしら傾向があることがわかります。その向きを眺めていること、明日その向きがどっちに向かうかを読み取ることはとても重要なのです。

例えば、ある年はパーソナル写真が注目されたり、ある年は時事、社会問題が注目されたり。

日本で、海外で、自らの写真の活動を高めたいと考えている人たちは、一体何を根拠に、何を目標に作品を制作すればいいのでしょうか?

本トークショーでは、国内・世界の写真表現を提示しながら、この問題に焦点を当てます。

 

タカザワケンジ

1968年、群馬県生まれ。写真評論家。91年、早稲田大学第一文学部卒業。 「アサヒカメラ」「IMA」「PHaTPHOTO」などの写真雑誌に寄稿。評論のほか、写真家への取材、写真集の編集構成、国内外の写真展やフォトアートフェア、フォトフェスティバルへの取材、写真をテーマにした実験的な展示など、現代写真の最先端に目配せしつつ、写真全般について精力的なフィールドワークを続けている。携わった写真関連書に、『挑発する写真史』(平凡社、金村修との共著)、(高梨豊著『ライカな眼』(毎日コミュニケーションズ、編集・構成)、渡辺兼人写真集『既視の街』(東京綜合写真専門学校出版局+AG+ Gallery、構成・解説)、Val Williams『Study of PHOTO 名作が生まれるとき』(ビー・エヌ・エヌ新社。日本語版監修)など多数。東京造形大学、東京綜合写真専門学校、東京ビジュアルアーツで非常勤講師を務める。

 

杉山 武毅

1963年、奈良県大和郡山市生まれ。神戸大学医学部卒。2006年から写真コレクター、2008年神戸市の写真専門企画展ギャラリーGallery TANTO TEMPO(代表:山田 眞理子)のディレクターに就任。現在までに細江英公、須田一政、土田ヒロミをはじめ、単独で海外作家を発掘、招聘するなど、若手から実力派までの優れた企画展を次々に開催。2010年には神戸ファッション美術館細江英公写真展「ファインダーから視た肉体」をキュレーションする。日本社会の行く末に危機感を抱き、写真を通じて社会への視点を投げかける写真芸術文化の勃興をすすめる必要性を痛感。海外の写真フェスティバルやイベントを数多く取材し、海外イベントの審査員やキュレーターを務めている。2013年11月には、 RAIEC代表として六甲山国際写真祭を開催。国内海外の写真家や写真専門家の交流の場として高い評価を受けている。

*イメージは昨年のトークショーの様子。右タカザワケンジ氏、左大森克己氏