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Photo Communication Workshop Report

By |2013-07-21T15:56:09+09:007月 21st, 2013|RAIEC, Workshop|

さる7月13日(土)14日(日)の二日間にわたって、表題の写真コミュニケーションワークショップを新生Gallery TANTO TEMPOにて開催しました。12名の写真家と、1名のギャラリスト、3名の講師、2名のファシリテータと僕、合計19名で初めての開催となるワークショップが始まりました。   13日午後1時に全員が遅刻することなく集合、その場で名札と配布資料をお渡しし、まず僕の方から写真コミュニケーションワークショップの開催目的や意義について、また期待する結果についてお話しし、Opening Remarkとしました。この中で、日本の写真が外からどのように見えるかを概説し、社会の中での写真の役割やアートの事情について説明し、コミュニケーションを豊かにとることに必要性について話しました。 つづいて、参加写真家の全員にお持ちいただいた作品のプレゼンテーションを各3分間でしていただきました。それぞれの方が自分の作品を苦労して説明しているのが印象的でした。ここでは参加者のコメントや議論などは行ないませんでした。   次に、写真家を講師とあわせて3つのグループに分け、太田菜穂子さんと僕の進行でグループワークとして写真の理解をすすめるセッションを開催しました。ここでは、それぞれの写真家が制作したプロジェクトに対して、イメージから浮かび上がるリバースに見えるテーマ、様々なモチーフを言語、調子、感想として写真の要素が語られるようにしました。そうすることで写真家にとって思いもかけない言葉が浮かび上がったり、考えたこともないようなモチーフが立ち現れたりする一方で、自分の写真が分断・分析されていくことに戸惑いを感じる方もいたと思います。ここでは、作品に対する批判や批評がなされるのではなく、あくまでも視覚的技術的な要素を客観的に抽出するということに専念するよう伝えました。さらに、これらの言語化の作業を経て、各グループについて2名の写真家を選んで写真家の思いを汲みながら新しいステートメントを作り他の参加者に対して発表するという作業を行いました。「私の作品は・・」とつながるような、シンプルで説得力のあるステートメントを要求していましたが、なかなか短い時間で文章にまとめていくということが難しい初日のグループワークでしたが、もちろんセッションの後半は翌日のグループワークにつながるような兆しが見て取れたのが印象的でした。   つづいて、ゲスト講師である渡邉博史さんの講義を聴きました。渡邉博史さんはロスに活動の拠点を置く日本人写真家です。日本人であるというアイデンティティーをいかにして追求しながら写真というフィールドでチャンスをつかんでいくか、という作品作りの実際と戦略について話していただきました。また現在進行中のプロジェクトについても話していただきました。この中で、写真を制作するというアーティストとしての覚悟は、いかに社会にコミュニケートしてコミッションワークをとってくるかを問いかけるべきで、その辺りが弱いと写真家として自立することは難しい、ということを話しておられました。       初日はこれで終了し、全員が懇親会場に向かいました。三宮はじめじめした天気でしたが、会場の料理屋で料理をいただきながらいろいろ情報交換をしました。   つづく    

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