六甲山国際写真祭第一回参加写真家 保坂 昇寿さんより
保坂です。
写真家を名乗るきっかけになったのは、ある雑誌主催のデジタル写真賞を取ってからです。 楽しみで撮っていた写真が、いきなり高く評価され、どうしたらいいかわからなくなり、仏アル ル国際写真に行くように勧められました。 そこでつたない英語でポートフォリオレビューを受けたことが、僕の人生を変えました。 今でも写真集よりも、個展よりも、ポートフォリオレビューで自分の写真をプレゼンすることが 第一の写真の発表の場であり、自分の写真活動の基本と考えています。
Q1、なぜ、六甲山国際写真祭に参加しようと思ったのか?
A1、杉山武毅 総合ディレクターをはじめ、国内外のレビューを受けたい人がたくさん来るからです。 もちろん一人一人アポを取ったり、海外のフォトフェスやポートフォリーレビューに行けば会う ことができて写真も見てもらえます。
しかし、なかなか日本でよいレビューはありません。 そんな時に六甲山でポートフォリオレビューをやると聞いて、これはいかねばなるまいと思いま した。
Q2、六甲山国際写真祭に参加し得た事
A2、具体的な成果といえば、
仏 photo off 2013 の Gallery Tanto Tempo ブースで展示販売参加。
カンボジア 9th Angkor International Photographic festival スライドショー参加。
東京画 TOKYO-GA Describing Tokyo Scapes by 100 photographers プロジェクトに参加。
させていただいたことです。
海外はもちろん、国内のレビュワーの方々とコネクションが得られたことが、その後の活動に大 きな幅を持つことができました。 写真家の友人も増えます。写真祭が終わる頃には、一人一人の名前と顔と写真が一致するよう になります。このことはお互いに、ああいう面白い写真会がいるよ、と紹介しあえるようになり ました。
Q3、六甲山国際写真祭から後の写真活動の展開(海外のフォトフェス参加や写真集出版など)
A3、デジタルカメラマガジン 写真と結婚したという生き方 連載。
「SAKURA」Gallery Tanto Tempo 個展開催
六甲山で発表したことで、自分の作品に区切りがつきました。 まだ具体的な形はわかりませんが、いま新しいシリーズを進めています。
Q4、これからの作家活動での目標や次へのステップ
A4、まずは新作を持って、六甲山に帰ることですね。