こんにちは千村明路です。このたび第二回目となる、RAIECサテライト東京の創設と昨年第一回目のグループ展企画運営に関わらせて頂きました。今回はスタッフというより前回運営の経験を踏まえ、アドバイザーの様なポジションで裏方?をしております。

 

RAIECサテライト東京に関しては、先日写真家の岡田将さんから説明がありました通り、昨年より六甲山系で開催されている『六甲山国際写真祭』の関東からの支援と流布を目的に、設立を目論んだのが切っ掛けなのですが、今回のスタッフブログでは創設の一人としてかつての設立の辺りを少しお話しさせて頂ければと思います。

何でもそうですが、第一回目というのは、まぁ正直海の物とも山の物とも知れぬ未知との遭遇の様なもので、加えて六甲山国際写真祭について言えば、当時の企画の進行速度の速さと告知方法の問題などから、少なくとも私の周辺の作家仲間とその写真祭の話をしてみても、情報として持ち得ていないか未だ様子見という方が数多く居ました(正直私自身最初はその一人でした)。

それが何の因果か私自身、参加を決意し審査も通り、さていざ準備を進めようといった段階で参加したのが東京で行われた『レビューサンタ・フェ』に参加した日本人作家の方々による報告トークショーでした。当時パリフォトやアルル熱もさらに高まり、世界中から厳しい審査の末100人の作家が招集されるサンタ・フェは、写真作家を志すならば知らぬ訳には行かないくらいメジャーになりつつありましたので、その報告には大きな衝撃と輝きを感じました。その時に考えたのが、折角第一回の写真祭に参加をするならばこの報告会の様に、六甲山国際写真祭の参加報告を自分とあと数人の作家に声をかけトーク等を行うのはどうだろうかというものでした。

最初は知己とその周辺の作家や写真関係者だけを誘う様なつもりのイベントを考えていたのですが、それに加え、同じく六甲フォトに参加が決まっていたレビューサンタ・フェやアルルへの参加経験も有る作家の方から、そういった写真祭・レビューの場では、他の作家の作品を見る機会は中々作れない、作るのが難しいという情報と、折角そういった場を設けるならばグループ展形式で開催するのはどうかという杉山氏の提案から、写真祭参加作家を中心とした数名のボランティアスタッフに、杉山武毅氏の参加・承認を得て始まったのが、RAIECサテライト東京という団体の設立とグループ展、関係イベント各種の企画立案のスタートでした。

前回開催したグループ展『ポートフォリオ・エキシビジョン』では、多くの写真祭参加作家の作品をオリジナルプリントとポートフォリオ、その他様々な情報で展示する事で、六甲フォトにどういった作家が参加し、どういった思想理念で動いているか等を視覚的に伝える試みとしました。

また開催場所も3331アーツ千代田という現代アートを展開する、廃校となったかつての中学校校舎を舞台とする事でRAIECの掲げる理念の一つでもある『教育』という思想に触れると共に、企画を進めていた段階では写真関係のイベントはあまり数多くは行われていないというギャラリー担当者の方からの情報から、展示作家の方々に対しても現代アート関係のオーディエンスに作品を訴えかけるチャンスの一つとしたいという目論みからでした。

そういった様な諸々の動きで始まったこの流れが、今回第二回の参加作家の方々によりどのようにより大きな大河の流れへと向かって行くのか、一スタッフとして興味が尽きないという想いです。

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投稿者/RAIEC SATELLITE TOKYO 千村 明路