「あるるあるある写真のこんな話」

明日4月11日午後4時から、甲南女子大学メディア表現学科の馬場先生とトークショーを開催します。

けったいな表題ですが、写真というメディア芸術には、他の多くの物事と同様、歴史や言説、表現法などの技術、そして時代性、個のアイデアというものが豊かに含まれています。さらに、写真をめぐるバックヤードは、カメラ産業写真産業をはじめとした強力な産業地盤、ギャラリーなどのマーケット、美術館などのインフラ、教育機関、そして個々の撮影者へと、広大な地平を有していると言っていいでしょう。

馬場先生と僕は、Gallery TANTO TEMPOの山田代表とともに2010年7月にアルルを旅しました。僕としてはそのイベントの主催者であるフランソワ・エベル氏にインタビューを取るための訪問でしたが、2008年のGallery TANTO TEMPO開設から2年目にしてすでに写真をめぐる様々な問題に直面していました。どうして写真家がこれほどいるのに写真のマーケットは小さいのか。どうして日本の写真家は手の届く範囲の撮影ばかりをするのか、などなど。写真のみならず、教育や文化芸術など、社会のあらゆる構造が多くの問題を抱えている。2010年当時、馬場先生と僕はすでにさまざまな写真をめぐることがらを盛んにディスカッションしていました。

明日のトークショーでは、素人ギャラリストがどのようにして写真祭を運営するまでに至ったかを、その出発点をアルル国際写真祭において、盟友である馬場先生とディスカッションします。会場からもご意見をいただきますので、論客のご参加を求めます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

訂正

初出時2011年7月にアルルを訪問した、とありましたが、2010年7月の誤りでした。訂正してお詫びいたします。