六甲山国際写真祭2015のポートフォリオレビューに参加しました林田真季です。

 

六甲山は地元ということもあり、今年初めての参加を決めました。

そして、Emerging Photographer’s Showのスライドショー作家にも選んで頂きました。けれども、特に2日目のレビューがあまり上手くいかず、私は全てのレビュー終了時にかなり落ち込んでいました。そんな状況の中で、レビュー後の写真祭のイベントがノンストップで続きました。

 

六甲山カンツリーハウスに会場を移し、まず行われたのがオープンポートフォリオビューイング。レビューを受けた作家の作品が一般公開されるプログラムです。私も学生時代の友人と話すことができ、落ちていた気分が少し晴れました。わざわざ足を運んでくれた友人にとても感謝です。

その他、レビュワーも含めてたくさんの人に作品を見て頂きました。ここで自分の作品を何回も説明するうちに、レビューのときには上手くできなかった作品のプレゼンがだんだん上手くなっているような気がしました。数をこなすことが必要、とわきまえた瞬間でした。

 

次に行われたのが、メインゲスト作家Wenxin ZhangとHaley Morris-Cafieroのトークショー。レビュワーもレビューを受けた作家も一緒になって参加したプログラムです。トークショーが始まる前にはみんなでスナックを分け合ったり、和気あいあいとしていました。私は、レビューを受けた際には緊張して上手く話せなかったAndreas Müller Pohleとたわいもない会話を楽しめて、また少し気分が晴れました。写真の世界でもまずはコミュニケーション、と痛感した瞬間でした。

 

最後に行われたのが、Emerging Photographer’s Showのスライドショー。

私のように、今回のレビューに参加した作家からも複数名選ばれました。私はトークショー終了後あたりから、自分がスライドショー作家であることを急に自覚しはじめ、とてつもなく緊張してきました。初めてのことに見劣りしないか不安でいっぱいになりましたが、解説や音楽とともに大きなスクリーンで映し出される自分の作品を見たとき、素直にただ嬉しさでいっぱいになりました。落ちていた気分が一気に晴れた瞬間でした。

 

私はこの写真祭に参加して、たくさんの出会いを得ました。レビュワーや写真祭関係者はもちろん、貴重な同志の仲間にも恵まれました。そして、それらの出会いを通し、インターナショナルな写真家に求められる様々な能力を目の当たりにしました。撮影する力はもちろん、リサーチする力、編集(画像処理ではなく、見せ方の編集)する力、ストーリーを組み立てる力、強いステートメントを書く力、オーディエンスをマーケティングする力、そしてプレゼンする力。さらに日本人には、それら全てを英語でもできる力も必要です。

特に「日本の地方」を作品の題材としている私の場合、日本人に対してと外国人に対してでは伝える内容自体を変えたほうが良く、ただの英訳では不十分です。決して容易なことではありません。でもだからこそ、全ての能力を備えた写真家になりたい、とはっきり目標を持ちました。

 

このように大きな糧となった六甲山国際写真祭。これからも多くの人に経験頂ければと思います。

12032583_1184346734928211_566008036_n

 

投稿者/オカモト ヨシ