こんにちは。六甲山国際写真祭2016ポートフォリオレビューに参加させていただいた氏川彩加です。

写真祭最終日、Gallery TANTO TENPOでおこなわれた『Photography and Social Media 写真とソーシャルメディア』と題したワークショップに参加してきました。

Fraction Magazine のDavid Bram氏と同ジャパンの永田陽一氏を講師に迎え、現在の主要メディアであるFacebookとInstagramについて、これらをいかに活用し自分の作品をアピールするか、参加者の質問を交えながらレクチャーしていただきました。

以下一部抜粋し、Q&A形式でご紹介します。

 

Q. 作品用のFacebookページとプライベートの個人アカウントは分けるべきか?

―答えはNO。ビジネスページはある程度投資をしないとほとんど効果がない。
またキュレーターは作家が普段どういう生活をしていて、どのような人物かということにも興味を持っているので、プライベートな情報も積極的にアップした方がよいと思う。

 

Q.より多くの写真関係者に自分の作品を見てもらうには?

―Facebookを活用する。どんどん友達申請して多くのキュレーターとつながろう。
コメント欄に自分のWebページへのリンクを貼ると効果的。オリジナルのユニークなタグがあれば尚よい。

 

Q.レビュー後のコンタクトで大切なことは何か?

―定期的なフォローアップが大切。個展や写真集の出版が決まったらニュースレターを送ろう。Mad mimi などの有料ツールを使うとよい。

 

Q.たくさん届くニュースレターから自分のメールを見てもらうために気をつける点は?

―気をつける点は3点。
① わかりやすいタイトル ②シンプルできれいな文章 ③目につくイメージ

 

Q.フラクションマガジンに掲載された後、すべきことは?

―まずはWebサイトを完成させておくこと。別シリーズのポートフォリオがあった方がよい。そして、すぐに販売できるプリントを用意しておくこと。

 

Q.自分と合うキュレーターとのマッチングの方法とは?

―LENSCRATCHなどのサイトを使ってどのようなキュレーターがいるか情報収集する。

 

Q.どのアワードに応募すればよいか?

―フォトルシーダのクリティカルマスやC4FAPなどはおすすめ。自分で予算とターゲットを決めてアプローチしよう。

 

今やSNSは世界のオーディエンスに自分の作品を届ける最も有効なツールのひとつです。
しかし、日本では一部コンペなどSNS上にアップした作品の応募を禁じる未使用規定があり、このような日本の現状にDavid氏は大変驚いていました。

また、このほかにも六甲山国際写真祭ではプログラム中にレビュー参加者向けのレクチャーやワークショップが複数用意されています。これらのプログラムでは、写真家に教育の機会を提供してくれるのと同時に、「写真を通して何をしたいのか」という自分の軸を持ち、いかに社会と主体的に関わるのか、と作家活動における根幹的なスタンスを問われているのだと思います。六甲には私のように十分な写真教育を受けていない者も受け入れてくださる土壌があります。まずはこの素晴らしい写真コミュニティに参加できたことに感謝し、これからはそこに参加するにふさわしい覚悟をもって臨みたいと思います。

最後になりましたが、今回のワークショップの講師をつとめてくださったDavid Bram、永田陽一両氏、杉山さんをはじめ写真祭の運営にご尽力いただいているスタッフのみなさまにあらためてお礼申し上げます。

 

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