六甲山国際写真祭が終了ししばらく時間が経ってしまいました。

アフターリポートとしてRAIEC DIRECTO’S CHOICE 2019に選ばれ“藤井家” を神戸市立相楽園・日本庭園にて展示された眞岡綺音さんです。

 

 

 

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はじめまして、7回目の六甲山国際写真祭の「世界の明かり」で招待させていただき、オープニングトークをさせていただきました眞岡綺音です。

 

 

私の作品コンセプトとして

小さいときから牛舎で走り回り、
周りが想像もしないような家出をしたりする藤井家の破天荒少女、小学4年生のさんご。
じじとばばが大好きで、いっつも牛舎について行く。牛が大好きで、じじとばばに喜んでほしくて毎日仕事を手伝った。さんごは小さいときの私だ。
人も動物も、生まれた瞬間から生と死と背中合わせ。
牛舎の牛は、子牛が生まれてその日に親と離されて別の小屋へ行かされる。
足が悪くて乳を絞る機械を自力で支えきれなくなった牛。乳が出なくなった牛はみんな何十万で取引きされて、肉屋へ連れて行かされてしまう。
牛にとったら、生きてても死への悲しみしかないように感じる。牛にとっての生きる喜びはなんだろう。

藤井牧場の主で、誰からも愛され慕われる
優しい私の自慢のじじ。
最後の晴れ舞台。じじはみんなに見守られながら笑って送り出されて、少しは幸せになってもらえたかな。大事にしてくれてありがとう。
私はじじみたいに誰からも慕われる人になりたい。

 

 

そんな思いの作品です。

 

 

相楽園で展示をさせてもらい、自分の生活の中のささやかだけど家族への思い、当たり前の思いだけど、一つの明かりとして世界に発信でき、多くの人に見てもらえたことがとても幸せです。

家族というコミュニティからまた次の輪にそして次の輪に少しずつ繋がって行って私はこの場所で展示できたのだと思います。

六甲山国際写真祭がまた一つの輪になって広がっていって欲しいと思います。

 

 

 

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眞岡綺音
2000年大阪生まれ。大阪府立成城高校写真部に入部し、写真を始める。この春高校を卒業し、現在は専門学校で写真を学んでいる。”藤井家”は奈良県の山奥で牧場を営んでいる祖母と、その牛舎で遊ぶ二人のいとこを取り続けたシリーズ。家族を取り巻く環境の変化や、たくましく育っていく二人をまっすぐに捉えたフレッシュな作品。