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Kosuke Okaharaさんの仕事 – Main Guest Photographer

By |2016-07-14T00:25:16+09:007月 14th, 2016|2016, Eng, Mt.ROKKO, NEWS, Photographer, Photography|

KOSUKE OKAHARA “FUKUSHIMA FRAGMENTS” Aug 20 Sat – 28 Sun 2016 10:00 – 19:00 (closed on Monday) C.A.P. HOUSE 4F WEST GALLERY 岡原功祐 「フクシマ・フラグメンツ」 [...]

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ポートフォリオレビュー事前審査講評

By |2016-06-05T23:25:33+09:006月 5th, 2016|2016, Mt.ROKKO, NEWS, Organization, Photographer, Photography, Portfolio Review, RAIEC, Workshop|

2016年のMt.ROKKO INTERNATIONAL PHOTO FESTIVALポートフォリオレビューの事前審査が終わりました。すでに結果は各方面に連絡済みです。 今年は通過者38名となりました。正直に申し上げれば、通過者と次点(補欠)、また通過されなかった方々の違いはさほどありません。どうしてもこのようなイベントの予備選考というものは難しくならざるをえませんが、それは集計点数のわずかな違い、当落線上の1点2点のなかに数名の参加者が集中し、最後は主催者判断が必要となることなのですが、いずれにせよ結果は出ました。 今年は、それでも六甲山国際写真祭の役割というか、この写真祭に参加することで世界中につながりを作りたいという思いが強い方が集まってくださったと思います。上位6名程度は、海外でも十分に活躍できる力量があると考えられますし、作品を作っていく上での覚悟が見えたり、アイデアが豊かに見えたり、より大きなオーディエンスを意識した作品作りをされていたと思います。一方で、やはり作品作りが習作の域を出ず、作り込みが不十分であったり、ストーリーがなく独りよがりだったり、強い美を追求したり力強いテーマを描けずに苦戦する方も多かったと思います。今年から従来の審査基準に加えて、将来性、というキーワードにより多くの点数を含めたことも採点に大きく反映されました。今はさほど強い作品でなくても、将来に可能性を感じさせる作品や、実験的ではあるけど可能性を探ろうとしている作品がいくつか審査を潜り抜けています。 皆さんの経歴を見ていると、なるほど様々なイベントやレビュー、出版物を経過して来られている方も多いのですが、アートや写真の歴史や構造を意識しつつ、どのように自作をアピールするかという点で弱かったり、ステートメントと作品の間に乖離があったり、ステートメントで語りすぎているのに作品が弱かったりと、イメージ自体はさほど悪くないのに得点が伸びないか減点されているというケースが多々見られました。自学されて活動をされている方が多く、専門的な教育を受けていないということも確かにありますが、おそらく写真を作る動機、誰に見せたいのか、どういう人たちと付き合いながらどう世界につながっていくのか、というアイデア勝負となると、国内では通用してきた経験者でも、世界レベルから評価すると圧倒的に経験値が足りないことがよくわかります。正直に言えば、上位10名がなんとかそういう領域には達していますが、それより下位の皆さんはほとんど一並び、そういう意識は見えない方が多いように感じました。また、繰り返し参加されている方も申し込み者全体の20%に及びますが、明らかな新作を提示して来られた方や掘り下げ方を変えて来られた方が通過しています。再挑戦はプロジェクトによほどの発展がないと辛口評価になってしまいがちです。 イメージとしては美しい作品を作っていても、ストーリーが描ききれてないか、複雑な説明を置いたり、言葉を重視しすぎたステートメントが重荷になって評価を下げた作家もいました。通過者の中にもステートメントに問題があるか理解できないものが若干含まれているため、本番を前に作品を整理しなおす場面も必要かもしれません。これは希望があれば準備会のようなセッションを持てればいいなと考えています。また、写真家のウェブページについても、簡潔で十分な情報があり、美的な要素が感じられるサイトを作っておられる方もいますが、そもそもサイトを持っていなかったり、作り直したほうがいいサイトも多数あります。国際写真祭のポートフォリオレビューですので、この辺りも個別に準備を促していきたいと思います。 通過者全体でいうと、地域や家族を取り上げたパーソナルワークが30%、社会のありさまに視点を投げかけるプロジェクトが30%、コンセプチュアルアート20%、ドキュメント20%というような内訳です。風景が全体の20%、ポートレイトが30%、静物が20%で、残りはスナップほか分類不能な作品となります。ただし、これは大まかな印象でこれから少しまじめに集計してみようと思います。 残念ながら通過を果たせなかった写真家、作品についても、僕としては将来性のある作家や作品は何らかの形で取り上げていこうと考えています。がっかりされている方もいらっしゃると思いますが、がっかりしている暇があったら作品をより良いものにする努力を払うべきです。落選するにはそれなりの理由があるはずで、その理由を自分なりに分析する冷静さが必要だと思います。また、実際に六甲山国際写真祭に限らず世界的な写真の枠組みでおこっていることを理解すること、世界という視野の中で表現を磨くために必要な努力については、リサーチが必要なのは言うまでもありません。これまでに参加されて活躍の場を自分でこじ開けてきた先人達のコメントを読んでそれらの作品が評価を得られる理由を考えてみたり、六甲山国際写真祭が写真教育、社会への理解を深めるために写真というメディアを用いている写真祭であることなど、写真祭の開催理念も包括的に理解した上で参加すべきだと感じられました。これにはRAIECのワークショップ、東京展などに足を運んでいただいて体験するのが早道です。六甲山国際写真祭は、写真家育成機関を謳ったことは一度もありませんし、写真家だけが参加してくる閉じたイベントではありません。むしろ私たちが向き合おうとしているのは一般社会の人々です。開催理念として描いているのはあくまでも写真を通じて人生、暮らし、社会への作家の視線や機微を掘り起こすことであり、写真家自身がメディウムであることを自覚して活動し、この途方もなく大きな写真空間を自在に行き交いながら新しい表現を用いて世界的な視野に立つことを目指せるようただ舞台を用意しているにすぎません。そのことを理解していただき、これからもそれぞれの皆さんが写真の高みを目指して活動していただきたいと願っています。

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Michel Huneaultの仕事 – RAIEC Director's Choice 2016

By |2016-05-31T12:47:05+09:005月 31st, 2016|2016, Eng, Mei House, Mt.ROKKO, NEWS, Photographer, Photography, RAIEC|

We will present “La longue nuit de Mégantic” of Michel Huneault as one of festival main guest photographers (RAIEC Director's Choice 2016). This [...]

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Jamey Stillingsの仕事 – Main Guest Photographer

By |2016-05-22T16:04:12+09:005月 22nd, 2016|2016, Eng, Mt.ROKKO, NEWS, Portfolio Review, Workshop|

We will present THE EVOLUTION OF IVANPAH SOLAR of Jamey Stillings as one of festival main guest photographers. Exhibition Venue: C.A.P. House (closed [...]

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RAIEC TOKYO 2016始まりました!

By |2016-04-09T08:08:51+09:004月 9th, 2016|2016, Mt.ROKKO, NEWS, Organization|

六甲山国際写真祭 Mt.ROKKO INTERNATIONAL PHOTO FESTIVAL 2015年のポートフォリオレビューに参加した作家のうち、34名の写真展が東京3331アーツ千代田で始まりました。 このイベントは、六甲山国際写真祭の東京でのプロモーションイベントとして、前年度ポートフォリオレビューに参加された写真家がRAIEC TOKYOというグループを自主的に運営しながら作っているものです。六甲山国際写真祭はまだ3年を経ただけの若い写真祭ですが、それだけにこういったイベントを通じてその存在をアピールするのがいいのではないか、という参加者からの提案で始まったものです。国内のポートフォリオレビューに参加する写真家に共通する意識の中には、自ら制作する写真が国内や世界の専門家にどう評価されるのか体験したいという思いがあり、また可能であれば世界への道筋を見つけたいという思いがあると思います。この展覧会はその思いを胸にわざわざ六甲山にやってきた写真への熱意や勇気の証明とも言えます。 この写真展は、写真家たちの優劣を競うものではもちろんないし、表現のレベルもばらばらです。写真祭に参加して結果を残すものもいれば、あまり良い評価を得られずに戸惑うひともいたでしょう。しかし、それぞれが予備審査を経て果敢に挑戦した結果でもあるわけで、そういう前向きな意思はかならず何かしら写真を愛するものにとってポジティブに働くはずですし、得難い経験は写真家同士のつながりをつくったり、世界的な写真家と実際に話すことで得られる世界基準の表現のレベルへの距離が見えたり、と有意義であることは間違いありません。 34名の写真が一堂に並ぶと壮観です。ぜひ会期中ご覧になってください。

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東京でイベントを開催します – RAIEC TOKYO 2016

By |2016-03-01T13:31:25+09:003月 1st, 2016|2016, Mt.ROKKO, NEWS, RAIEC, Workshop|

RAIECおよびRAIEC TOKYOでは、4月8日(金)から15日(金)までの8日間、東京3331アーツ千代田において六甲山国際写真祭の告知イベントを開催します。このイベントでは、六甲山国際写真祭にポートフォリオレビューで参加した写真家の作品を展示するほか、4月10日(日)には写真家大森克己さん、タカザワケンジさんをゲストに招いてトークショーを開催します。また、4月9日(土)にはRAIECのワークショップ「写真コミュニケーションワークショップ」を開催します。 東京で六甲山の写真祭の様子をご覧いただけるまたとない機会となると思います。 ぜひご参加下さい。   RAIEC TOKYO WEBSITE

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Mei Houseワークショップで見えたもの

By |2016-02-23T03:36:44+09:002月 23rd, 2016|2016, Mei House, Mt.ROKKO, NEWS, RAIEC, Workshop|

2月19日から21日、2泊3日のワークショップが六甲山Mei Houseにて開催されました。 今回は写真のテーマの見つけ方、写真編集の大切さと実践、ステートメントの作り方、そして出版の仕組みなど、内容的には非常に盛りだくさんのワークショップだったと思います。かなりハードスケジュールでしたが、参加者の体調を見ながら、無事に全セッションを終えることができました。 昨今、写真に関するワークショップが多岐にわたり開催される中、僕としては六甲山のMei Houseを舞台に、国内にはない特徴のあるワークショップ内容を組み立てるのに腐心したわけですが、アメリカからAmber Terranova氏という六甲山国際写真祭のポートフォリオレビュー、ワークショップでおなじみの写真編集者、そしてここまで3ヶ月間日本で東北地方の震災後の取材を続けてきたMichel Huneault氏、パーソナルワークを立て続けに3冊写真集にまとめて出版している藤原敦氏、Getty Imagesのニュース編集者Yuki Tanaka氏、コミュニケーションの講師として福岡大学のTim Cross氏を呼び、台湾からの参加を含む9名の参加者とともに写真についての活発なディスカッションをしました。 特に、Amberが提示したアメリカミシガン州Flintという街を舞台にした地域コミュニティの光と影、さらに最近話題になった川の汚染問題にさまざまな形で関わりながら撮影する写真家の物語の作り方が非常に面白く、おそらく国内の写真家の視点にはない被写体へのアプローチとストーリーの組み立て方、そして作品の提示方法など、参加者のみならずあらゆる関係者が度肝を抜かれる内容だったと思います。それはもはや写真という枠を超えて、メディアという枠のもっとも先端の尖ったトゲのようなリアリティーのある物語で、みたものの胸に鋭利に突き刺さるようなストーリーでした。 Amberの企みは、写真という枠にとらわれるのか、その枠の向こうに突き抜けるのか、というメディアのありかたの大前提について問うことだったと思います。すでにアメリカでは写真から動画や360度全天球、VRにシフトするアーティストが出始めていて、写真とともに動画を用いてインスタレーションを試みたり、VRなどの作品を並列して展示するなどの方法論についての議論が活発です。従来の展覧会、出版をこえて、すでによりリッチなメディアとして公開する大きなプロジェクトがあちらこちらで動いていて、そういうところにより大きな資金が集まり始めています。個人的に見せてもらった現在動き出しているプロジェクトでは、プロデューサー、アートディレクター、写真家、編集者、音楽家、デザイナーなどがチームを組み、資金集めチームと協業してプロジェクトを進めていく新しいメディアを創設しようとしていて、おそらく現在の出版の賑やかしさなども遠く置き去りにされていくのではないかと考えられるほどリッチで高品位なメディアに育っていくと考えられます。 今回、直前に参加が決まったMichelもそういう写真家の一人です。彼は2013年7月にカナダのLac-Méganticという小さな街で起こった列車事故と、その列車事故が不幸な事故にとどまらず原油を輸送していたことから大きな火災を発生させ、さらにその原油が違法な積載物であることがのちに明らかにされ、土壌や近くの川を汚染させた一連の出来事を取材したシリーズを見せてくれました。列車事故だけでも悲惨であったはずのものが、環境破壊などといったスケールに発展し、平和な町が瞬く間に修羅場と化した事実について、写真家は事故の一報をニュースで知ると、わずか20時間で現地入りし撮影を続けてきました。その後何日間も取材し、息子を亡くしたという父親のインタビューや、町を覆うように作られた奇妙なフェンスを取材し、そしてその後の町の移り変わりなどについても繰り返し繰り返し取材したといいます。この作家も写真にとどまることなく、音声やビデオを使ったインスタレーションを試みていて、写真をよりリッチななメディアに押し上げて発表しているのが特徴でした。 2日目、参加者のプロジェクトがプレゼンされました。参加者は思い思いに自分の作品について話すよう促されるのですが、ここでは日本の、特にこういったプレゼンテーションに不慣れな方特有の説明の足りなさ、感覚的情緒的説明、写真からはうかがい知れない事象への言及などが多く見られました。それが最終日にどのような変化を遂げるのか、というのが今回のワークショップの主眼であるわけで、その後にGetty Imagesの田中さんからニュース素材の編集の仕事、Amberが参加者の作品を編集するというセッション、またコミュニケーションを通じて自分の作品を客観的に眺め、編集を取り入れた作品の選び直しを求めるなどのコメントや意見が交わされました。 夜には藤原さんに3つの出版プロジェクトの編集過程を講義をいただきました。藤原さんには、故長谷川明さんと出版したAsphaltのシリーズの編集プロセス、また自身の3つの写真集の編集について、ユーモアを交えて話していただきました。彼は編集そのものは編集者に任せていて、編集されて返ってきた作品を見ることで客観的な地平から自分の作品を見直していくというプロセスが自分には合っている、ということでした。AmberもMichelも基本的にはそれに同意的で、他者の視点を置くことで写真家は冷静になれるし、誰に提示されるべきか、どう提示していきたいのか、という視点が加わることは何より大切だと話していました。 さらに、出版のプロセスに欠かせない知識を得る場として、印刷所のマネージメントを行う京都・サンエムカラーの飯田さんに講義をいただきました。カラーマネージメント、オフセット印刷の原理を、実際にインクを載せる刷版やカラープルーフ原稿を持参していただきわかりやすく講義をしていただきました。特に、カラーマネージメントの困難さについて、「コンピューターのモニタ画面を見てこの色が欲しい」といくら求めたとしても、実際の色の解釈があらゆるデバイス間で翻訳されて渡されるという現実から、同じ色に整えられることはほぼないため、写真集の場合はプリントとは異なった製作物であると割り切っていく必要があると話されていました。 3日目、参加者の2回目のプレゼンテーションがありました。3日間の学びから編集とステートメントを改良してプレゼンテーションに臨みました。多くの参加者は、より客観的でシンプルなステートメント、さらにいくらか写真を入れ替えてプレゼンテーションをしていました。その結果、より写真についての理解が進み、その後AmberやMichelからコメントやアドバイスを受ける機会が増えてました。 Mei Houseでの3日間を終えて、どのような印象を受けたのかAmberとMichelに翌日尋ねてみました。ワークショップ自体は、アメリカではジャーナリズムのワークショップに近く、基本的な要素組み立てを含むなど、初心者にも上級者にも有効な方法をとったワークショップとの印象をもったということです。さらに、日本人のプレゼンテーションが独特で、私的で感覚的、信仰的、抽象的な用語が多いことに驚いていました。また、参加者全体に共通する問題点として、選ばれた写真にばらつきがあり、それぞれが強くないため何を伝えたいのかわからないケースが多かったが、2度目のプレゼンテーションでは多くは改善されていて、編集を変えるだけで見違える作品が多かったとのこと。つまり、やはりより客観的な他者からの指摘に応えていく形で写真のメッセージを磨いていくと、写真のストーリーはもっと効果的に伝わっていくのではないか、ということでした。世界的な写真への理解が足りない点への言及もありました。 3日間、びっしりと詰まったワークショップでしたが、参加者の皆さん、ご苦労様でした。これからもMei Houseの写真プログラムは、国内にないワークショップを六甲山や東京で試みていきます。特に、写真表現にとどまらず、今後発展していく可能性のあるメディアの手法を取り入れた世界最先端の表現方法などの検討を、NYに本拠を置くプロジェクトと共同で開発していく予定です。 [...]

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Additional Info/Portfolio Review Entry Is Now Open

By |2016-02-18T13:01:50+09:002月 18th, 2016|2016, Eng, Mt.ROKKO, NEWS, Organization, Portfolio Review, RAIEC|

Here is additional info about Mt.ROKKO INTERNATIONAL PHOTO FESTIVAL portfolio review application. We have three application fee reduction program for international photographers. Early [...]

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Portfolio Review entry is now open! Deadline April 30

By |2016-02-17T17:30:18+09:002月 17th, 2016|2016, Eng, Mt.ROKKO, NEWS, Organization, RAIEC|

Portfolio review application is now open for the Mt.ROKKO INTERNATIONAL PHOTO FESTIVAL 2016. From this year, we are open to the oversea photographers. [...]

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展覧会「境界線を越えて」大阪ニコンサロンにて/後編

By |2016-02-16T18:15:42+09:002月 16th, 2016|2016, Experience, NEWS, Story|

前編/http://rokkophotofestival.com/blog/?p=12533 石井さんの作品について 杉山:石井さんの作品は、言うまでもなく日常的に町や町の人々に混じって鹿が闊歩する光景を収めた写真です。犬や猫であれば生活の中に馴染む見慣れた風景も、石井さんにとっては驚くべき光景だったということが撮影を始めたきっかけだったのです。普段であればあまり意識しない「鹿」という存在が、写真の中では生き生きととらえられていて、私たちにとっての鹿と町、人々との思わぬ関わりを知らせてくれる非常に見応えのある写真シリーズに仕上がってきたわけです。 そのことを知ったのは、2013年に初開催した六甲山国際写真祭のポートフォリオレビューに参加された時でした。それまでも、またそこからさらに努力を重ねて写真を撮影し続け、現在の展覧会につながってきたわけです。       写真は基本的にドキュメンタリー、ジャーナリズムの手法を取っていて、感情的な要素、あるいは恣意的なアートの要素を可能な限り排除していることがわかります。目の前で繰り広げられる鹿の様子を正直に、端的に見せることの方が、アートのような要素を加えるより、鹿と町、人々とのつながりの実態をうまく伝えられると考えたからにほからないないでしょう。また、ジャーナリズムの手法でもっとも大切なことは、情報の正確さ、幅を得るために、現場にもどって撮影を続けることです。石井さんは、雨の日も、風の日も、暑い日も寒い日も、時間があれば泊りがけで奈良公園やその周辺に取材し、本当に膨大な量の鹿の生態の記録を取り続けてきました。 その後、何度かお目にかかるうちに、その努力の結果が次第に明らかになってきました。作品は、奈良や宮島での生態だけではなく、シビエ食や、いわゆる鹿害といわれるものへと拡張されていったのです。こうやって、石井さんは自他共に、また名実ともに「鹿写真家」を名乗るようになりました。もはや日本で鹿を撮らせたら右に出るものはいないことは間違いがないことです。そしてその努力は色々な方面で認められつつあります。まず、一昨年2014年に六甲山国際写真祭のレビューワーとして招いたアンコール・フォト・フェスティバルのフランソーワーズ・キャリエ女史に認められ、その年の12月、カンボジアでスライドショー作家に選抜されました。また、しかしか写真集出版、ニコンサロンでの展覧会と、次第にその活動が認められてきています。   石井:まず、「鹿写真家」として認知していただくことが大事だと思いました。アートなのかドキュメンタリーなのか悩んだ時期もありましたが、ファインアートではないけれど、人に影響を与えることはアートじゃないか?と思いました。 今回、仲よくさせていただいている土産物店(よく鹿が遊びにくる物産店)の方に写真集をお見せしたのですが、もう見かけなくなってしまった鹿たちが写真集に入っていることをとても喜んでくれ、涙してくれました。記録するということも大事だなと思いました。 石井:今回の展覧会は、奈良、宮島で鹿が街の中を歩いているシリーズでしたが、今後、神の使いとして神社、仏閣に入り込んでいる鹿のシリーズや北海道、九州の鹿、また、人間の都合で害獣として駆除されている鹿についてもまとめたいと思っています。   この展覧会を通じて今後六甲山国際写真祭に参加を検討している人たちへ一言 石井:六甲では海外からとてもレベルの高いレビューワーや写真家が参加する、まさに国際的な写真祭です。また、20分間しか会話の機会がない一般的なポートフォリオレビューとは違い、3日間、寝食を共にして写真のことを熱く語り合うことで、切磋琢磨しあえる作家仲間もできます。まさに、これが写真のコミュニティなんだと思います。私自身にとってもとても大切な場所なので、このコミュニティを守り、さらに発展させていくために私たち作家たちも一緒に貢献していくのが大切だと思いますし、それもまた楽しくやりがいのあることだと思います。   インタビュー/ 尾崎 ゆり 記録写真/  松井 泰憲 投稿者/ オカモト ヨシ   [...]

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