ステートメントおよびCVのまとめ方

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ステートメントおよびCVのまとめ方2017-07-04T05:54:10+00:00

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  • takeki
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    ポートフォリオレビューに参加する際、自分の身元を明らかにしレビュワーに作品の世界を伝えることのできる資料がステートメント、そしてCVです。最近は皆が(僕を含めて)ステートメント、ステートメントと大騒ぎするのですが、最近はステートメントって言葉も大げさで僕自身そんな大げさな言葉使わなくてもいいよな、などと思うことも多くなりつつあります。英語を訳すと「声明」ですから、なんじゃこの声明とやらは。「このプロジェクトについて」とか、「プロジェクトのまとめ」とか単に「概要」でいいと思うようになっています。文章のトレーニングや写真の教育受けていないひとたちに良いステートメント書け、といくら突っ込んでも書けないものは仕方がないようにも思えているのです。ですので、簡潔で誰にでもかける方法を書いてみようと思います。

    ステートメントは、基本的には写真作品の補助ツールであり、作品が強くてそれを見ただけで誰にも伝わるストーリーを描き切れているのであれば、さほど重要なものとは思いません。僕もReview Santa Feや審査系のイベントでは作品以上に重視したことはないし、見ないことだってあります。ただし、作品が難解であったり、コンセプチュアルで作品構造を明らかにしたい場合は、重要な資料となります。また、作品が何を伝えようとしているのかが今ひとつ伝わりきらないことへの弁明的なものとして作る、という方もいますが、それは往々にして成功しません。作品が弱い時点で、いくらステートメントで補なおうとしてもうまくいかないと思います。写真家として、ステートメントが作品制作上のストーリーボードを兼ねているのであれば、それは大切に書きあげていった方がいいと思います。しかし、六甲山国際写真祭の参加者をはじめ国内のイベントなどで知り合う写真家の多くは、大騒ぎする以前にステートメントの形式がなっていないことがほとんどです。準備会でも繰り返し話しましたが、ステートメントは抽象的ではなく、具体的な言葉を使い、散文ではなく、しっかりとした文体を駆使した日本語で綴るべきです。準備会に参加された方は身にしみて感じたと思いますが、多くのステートメントは、日本語の構造をただし、必要な文章をいれ、不必要な文章を引き下げるだけで見違えるように作品に寄り添います。日本語が下手だと英語もわけのわからない文書になり、力のある写真も台無しです。しかし、それが難しいのです。以下のポイントで纏めましょう。

    そのプロジェクトを思いついたきっかけとなった出来事
    プロジェクトを作る背景の気持ち(何を写し、何を伝えたいか)
    プロジェクトの制作方法、取材の方法
    撮影した結果伝えたいことが伝えられているかについての自己考察
    プロジェクトが価値を有するとするポイント
    まとめ

    ポイント
    主語述語、形容詞などは美しく正しく表現する(散文にしない)
    写真に写っている具体的な言葉を配置する
    抽象表現は可能なかぎり用いない
    論理的で、つながりのある文章を書く
    具体的な例をあげる
    だらだらと書かない。400字から800字までで仕上げる

    CVもさほど実績がないのであれば、BioあるいはProfileでよく、簡潔な方が好まれます。生年、生まれた場所、住んでいる場所、写真教育を受けていればどこで受けたか(私塾ではなく教育機関)、展覧会歴、コレクション歴、出版歴、連絡先、ウェブサイトURLなどを必要に応じて書きます。日本のカメラメーカー系の写真展歴は書いてもいいと思います。審査を通過して参加したような国際的評価の高いイベントやプロフェッショナルコースなどがあればそれも書いておけばいいと思いますが、国際的に認知されていない国内の私塾やイベントの履歴は英語に置き換えることもできませんし、あまり意味がないのでいくつ並べても海外レビュワーの目を引くことはないと思います。海外コンペも、入選、次点も含めて、数が問題ではなく、質が問題となりますので、あまり国際的にしられていないイベントを並べても評価されないと思います。しかし、そんなことを書くお前はどうなんだ、と怒られそうですね。海外作家のCVやプロフィールの書き方をまずは確かめてみましょう。そこにヒントがあるのは確かです。特に履歴らしい履歴がなくても恥じることはありません。堂々と履歴がないまっさらなCVを作ってきてください。

    ステートメントやCVなど資料の渡し方
    これらはA4サイズの用紙に見栄え良くデザインして印刷してください。それらをホッチキスやクリップでまとめて渡してください。資料として持ち帰るかどうかはレビュワー次第ですが、もらってくださいIt’s for you!とお願いしてみてください。作品と名前がわかるように、表紙にイメージをプリントするのも手です。また、ハガキやCDサイズのイメージリーフレット、ポストカードなどを渡すのもいいかもしれません。これらは、持ち帰った後でみてくれるかどうかはそれぞれですが、何かプロジェクトを思いついた時に引っ張り出してくるものです。

    それでは頑張って準備を進めてください。質問をどうぞ。

    • このトピックは takekiが1 年、 8 ヶ月前に変更しました。
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